こころのバランスと仕事の関係性が大きな関心を集める昨今。とある実体験に基づく漫画の結末が意外で、なおかつ誰にでも起こりうることではないかとTwitterで話題になっています。

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 漫画を投稿したのは、電子コミック誌「PriaL」などで活躍している漫画家のキカイニンゲンさん。ある日上司から「なんで君だけ案件対応おそいわけ? こんな簡単な仕事もできないなんて、何か病気なんじゃないの?」と心ない言葉を受け、家族からも「当たり前のことができないなんてどうかしてる」と毎日のように言われてしまい、気持ちはどんより。

 さらに上の立場の人間に相談しても、「それって君の主観でしょ? (上司の許可なく)勝手にオレに相談するとか頭おかしいんじゃないの?」と冷たくあしらわれ、理不尽にもブラックリスト入り。打ちのめされ、本当に気がおかしいのではと不安になったキカイニンゲンさんは都内の心療内科を受信します。

 もちろん自身が病気かどうか確かめたいということもありましたが、診断書をもらうことによって仕事を減らしてもらえるのでは、という考えもあったそうです。当時勤続年数が長かったキカイニンゲンさん、ただそれだけの理由で同僚や上司の2倍以上の案件を押し付けられ、到底手に負えない状態となっていたのです。ん? 冷静に考えるとなんだかおかしいぞ……?

 決して安くない額のお金を支払って精密検査を受け、およそ2カ月後に聞かされた結果は意外なものでした。結論から言えば、キカイニンゲンさんはいたってマジメな性格というだけで、「問題ない」とのこと。医師はむしろ「周りの人がみんなおかしいから、(自分たちが)おかしいのに気づかないのでは」と、イジメまがいの言動を繰り返す職場の人々の方が「おかしい」のではないかと私見を伝えてくれました。

 確かに、さばききれない量の仕事をふっておいて何のうしろめたさも感じず、いくら部下とはいえ目の前の人間に「頭がおかしい」「病気では?」と言ってしまう方がおかしいように思えます。おかしい人間が1人であればすぐに分かりますが、組織大半がおかしくなってしまうと誰も気がつけなくなり、むしろまともな人間が異端で、「病気で頭がおかしい」ということになってしまうのかも。あなたの職場の同僚や上司は本当に大丈夫ですか?

 決して他人ごととは思えない、自身の職場や学校で起こるかもしれない内容のこの漫画。ネットユーザーからは「環境って本当に怖い」「今から社会に出ていくのに嫌になる」「わかりすぎてなんかぬーんになる」といった共感のコメントが多く見られました。

 ちなみにその後キカイニンゲンさんは転職し、この職場からは距離をおいたとのことです。

キカイニンゲン(@byToujou)さん

上司や家族からの冷たいことば