スマホゲーム=課金というイメージを持つ人が多い中、無課金で優勝し、プロにまでなったゲーマーがいる。RAGEで優勝し、人気ゲーマーの仲間入りしたEnjuだ。優勝後に始めたTwitterでも多くのフォロワーから支持され「とても励みになっています」と、日々のプレイの原動力としている。人気スマホカードバトル、Shadowverse(シャドウバース)初のプロリーグ、RAGE Shadowverse Pro League(シャドウバースプロリーグ)に、auデトネーションのメンバーとして参戦したEnjuの「無課金魂」とはいかなるものか。

 「基本プレイ無料」。現在、無数にサービス展開しているスマホゲームの大半が、この仕組みを採用している。ゲームそのものは無料でできる。ただし、相手より有利だったり、進行を効率的に進めたりしようした時に「課金」が登場する。カードを選び、デッキを組んで戦うトレーディングカードゲーム(TCG)の世界でも、一定以上のレベルを求めるのであれば、課金することでより多くのカードを集め、より強いデッキを構築することが、最短ルートであり、また主流だ。


 そんな中でもEnjuは、無課金を貫いた。「始めたての頃は欲しいカードが手に入らず、自分の思い描くデッキを組むことができませんでした。ですがシャドウバースは、無課金にはかなり優しいゲームなので、すぐにカードは揃えられるようになりました。無課金の楽しみ方はパックを剥く瞬間ですね。あまり使われていないレジェンドが出ても、飛んで喜ぶので、パック剥きの楽しさ倍増です(笑)」。道具を使わず素手で宝石を掘り出すような、無課金でのパック剥き。だからこそ、いつまでもレア度が高いカードが出る瞬間が楽しい。


 もちろん、いざ勝負となれば課金も無課金も関係ない。Enjuも数々の勝負で高い勝率を誇ったからこそ、プロへの道が開けた。「いかに冷静でいられるかが大切なんだと思います。配信卓では隔離されて、周囲の音も聞こえない環境になっているのですが、私はその環境でも、自宅で練習している時と同じくらい落ち着けるのが強みだと思っています」と、他のスポーツ同様に平常心で臨むことで勝機をつかんでいる。「対戦中は見られていることはあまり意識せず、どうすれば勝てるかだけをひたすらに考えています」と、戦いの中にダイブしている。


 無課金からプロになったEnjuだが、今回のリーグ参加により月々30万円の報酬が得られることになっている。使い道を聞いたが、そこはもちろんカードではなく、「友人とどこかお出かけします」と別のことに使うようだ。今後の成長が期待されるeスポーツについては「日本ではゲームに対してマイナスのイメージを持っている方が多いと思います。それをeスポーツを通して払拭できたらいいなと思います」と語った。頼れるものは自分の運と実力のみ。Enjuのようなプレイヤーが多く活躍すれば、きっとゲームに対する見方も変わってくる。

(C)AbemaTV

▶5/20(日) 13:00~ RAGE Shadowverse Pro League 第2節