六本木駅に降りて、博多もつ鍋を体感したいと思って入店したら、気づいたら汗だくでイタリアにいた。四川にいた。ソウルにいた……。ここはいったいどこだ!?

ここは、紛れれもなく六本木交差点脇の店、「博多華善 六本木」。

伝統の水炊きなどで知られる博多華善が、何を血迷ったか、もつ鍋食べ放題2980円+飲み放題980円という“暴挙”にでた。

5月から突然始まった、この「選べる2種のスープ もつ鍋食べ放題コース」。その取材会が開かれ、その圧倒的スケールと、これでもか!といわんばかりのダイナミックで繊細な味に、ノックアウトした顛末をここでつづる。

2980円もつ鍋食べ放題の宇宙へ、テイクアウト


まずはそのスペックから。「選べる2種のスープ もつ鍋食べ放題コース」2980円の内訳は、先付3種、季節のサラダ、本日おすすめ一品、2種類のスープからなるもつ鍋セット、シメのごはん・ちゃんぽん。

スープは、トマト、豆乳クリーム、坦々、醤油、鶏白湯、キムチチゲ、味噌とんこつ、おすすめ替り鍋の8種類から2種類選べる。

「ここはひとつ、豆乳クリームとキムチチゲをぜひ」と勝山泰樹代表からうながされ、こちらの選ぶ時間もくれず、山崎賢一郎番頭と川村芳大店長が厨房を走り回る。

リニアにガツンとくる激辛と、シチュー的な深いコクのコントラスト


取材会で痛感したことは、先付3種も季節のサラダも本日おすすめ一品(今回はチキン南蛮)も、ぜんぶイケる。イケるけど、本気でガッついてはいけないこと。

このあとの横綱級「2種類スープのもつ鍋」とシメのごはん・ちゃんぽんが、ぶっ倒れそうになるほどの旨さとボリューム。この主峰との戦いのために、お腹をスタンバイしておかなければならない。

赤の激辛も白いシチューもいい、男も女も関係ない


グツグツグツグツ……煮えてきた煮えてきた。おかわり自由の野菜を豪快に入れて、またまたおかわり自由な国産牛モツをドドドと煮える鍋にいていく。「よ〜し、やったる!」。

ここまでくると男も女もない。赤いスープか、白いスープかなんて、悠長な選択肢はない。臭みのない国産牛モツからとけだす脂と野菜、スープが混沌とし、左は激辛マグマ、右はとろっとろシチュー。

「うわーっおいしそうっ」というわけで、男も女もなく、「いただきまーっす!」「熱っ!」「うまっ!!」「うわっ、なにこれ? マジうまっ!」……。

華善のもつ鍋食べ放題、ここからがほんとうの宇宙


女性記者は「クリーミーで、これが豆乳とは思えない。国産牛のコラーゲンを補充できて、しかも野菜もいっぱいとれていい!」と、男性は「呑みながら、酒も野菜ももつもエンドレスにイケるシアワセ、最高」という感じ。

これで満足しちゃったら、負け。このあとがまたスゴい! なんとシメはごはんとちゃんぽんの麺が、またも食べ放題。

国産牛もつも野菜も、食べ放題。さらにごはんやちゃんぽんも食べ放題。どこまで圧倒的なんだ……。

熱々で未体験、初めて出会うリゾットとカルボナーラーにこころも身体も、無重力状態

今回は、野菜と牛もつの旨味がとけだしているキムチチゲスープにごはんをドサッ、豆乳にちゃんぽんをちゅるーんと、鍋へ放り込む。

2度めのグツグツグツグツ……。火がとおったら、青ネギをサッと振って、「まだまだ行くよーっ」「いただきまーっす!」。

熱々の未体験リゾットに驚愕、アッツアツの味わったことのない濃厚変化球カルボナーラに「なにこれーっ! うんまっ!!」。まさか、ちゃんぽんがカルボナーラに変貌するとは?

七変化どころか、無限に変化していく「自由すぎるもつ鍋ワールド」に、こころも身体も、充電充満。無重力状態。

汗拭いて、口拭いて、目があったら、思わず笑いが出ちゃうほどの圧倒的な「もつ鍋 食べ放題」に、「恐れ入りました」「ごちそうさま」。

怖いのは、スープが8種類あるから、ほかの6種類も試したくなっちゃうところ。華善の無限ループに陥りそうな気配。さらに「カレーやバジルといったスープも考えてる」っていうから、どうしよう、困った……。

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