弁護士への不当な懲が相次ぐ中、請を受けた弁護士自身が、請者の提訴に踏み切ることになった。今回、訴訟を起こすのは佐々木弁護士と北周士弁護士5月16日に会見を開き、損賠償請を行うと発表した。

佐々木亮弁護士(左)と北周士弁護士(右)

弁護士への処分をめる「懲」は本来、依頼者からの預かりを返さなかった弁護士などを対に行われる。今回は、政治ブログの扇動に影を受けた人々が、両弁護士に対して大量の懲を出していた。

「懲戒請求者は9000000000名ですからね」という怪しい手紙も

ことの発端は昨年6月佐々木弁護士を含む10人の弁護士に対し、190人から懲があった。懲理由は「違法である朝鮮人学校補助支給要明に賛同し、その活動を推進する行為は(中略)確信的犯罪行為である」というものだった。

「外患誘致」と書かれた紙片が届いた

9月には佐々木弁護士の元には一通手紙が届く。封筒の裏には「懲者は9000000000名ですからね」と書かれ、中には「外患誘致」と書かれた片のみが入った手紙だ。

こうした嫌がらせが続く中、北弁護士ツイッターに「今回のささき先生に対する根拠のない懲は本当にひどいというか頭おかしいと思います」と投稿。このツイートがきっかけで北弁護士までターゲットになり、約960件の懲がなされることとなった。

朝鮮学校への補助をめぐる明が発端となったが「これは左右の意見の対立ではありません」と北弁護士は話す。

「私たちは弁護士ですので、懲に対しても法律で応戦することができます。しかし一般の会社に、特定かを解雇するようめる嫌がらせが相次いだとしたらどうでしょう。これに対抗できる人は限られています。こうしたことが匿名性をに行われることを看過することはできません」

佐々木弁護士は「とにかく精的にずっと嫌な気持ちです。これまでネット上の悪意は、外籍の人や帰化した人、生活保護受給者に向けられてきた。自分が当事者になったことで、『本当に怖かっただろうな』と痛感しています」とった。

「これで日本が良くなると思った」「時代を変えられると思った」

佐々木弁護士の元に届いた懲戒請求書

こうした懲はどのような人々が行っているのか。電話で和解を申し入れてきた人たちと話したという北弁護士は、次のように話している。

2030代の若い人というよりも、中高年が多い。『これで日本が良くなると思った』『時代を変えられると思った』と口々に話している。ただ、懲の仕組みについてきちんと理解している人は少なく、ネット掲示板に書き込んで、『悪いく』という感覚なのかもしれない」

佐々木・北両弁護士は、6月20日頃までは和解を呼びかけ、6月末日以降、順次訴訟を提起していくという。最終的には懲を扇動したブログ刑事責任を追及する予定だ。