動物園・東門側のほうにあるサル舎。ここには、ワオキツネザルアビシニアコロブスブラッザグェノンの3種類のサルが、左から順に進化の過程が分かるよう展示されています。

旭山動物園/ワオキツネザル(2017年8月撮影)

その一番左側にいるのが、ワオキツネザル。3種類のなかで一番原始的なサル、ということになりますが、「サルニホンザル」をイメージしちゃうと、その貌の意外さに戸惑うこと間違いなし。

鼻面が長くっていて、「サルっていうか、キツネじゃない?」と思わず言いたくなる見た。体より長い、縞模様の尾も立ちます。ちなみに、名前を漢字で書くと「輪尾」。の輪が尾にありますもんね、WAO!じゃないんですよね。長くった鼻先はイヌのように湿っていて、視覚より嗅覚が発達しているそう。

大きく2つに分類されるサル仲間のうち、この不思議な見たのワオキツネザルが属するのは原始的な特徴を持つ「原」。一方、ニホンザルシロテテナガザルが属しているのは「」。ヒトも「」になります。

もともと、オス・メス・で群れを作って生活するワオキツネザルですが、現在動物園ではオス6頭、メス3頭の計9頭を展示。彼らは原始的ゆえ体温調節機が発達していないため、日が昇って太陽サル舎に当たるようになると、日光浴をするんです。

座ったまま両腕、両足をがばっと広げて日のを浴びる様子が妙にじわじわきます。また、日のが弱いときには暖房機に向かってこの格好をしていて、コレはコレでまたじわじわきます。

ちなみに、日光浴以外にも体を団子のように寄せ合って体温調節をしていることもあるのだとか。長い尾がふわふわと体に巻きついて温かそう……。

オキツネザルは、「ニャアニャア」とネコのようなを出すこともあるそう。日光浴姿が見られなかったら、鳴きにも注して観察してみると面いかもしれませんね。

写真提供旭川市動物園

旭川市動物園 ■開園期間:期開園4月28日(土)~11月3日(祝)  ■時間:期開園9:3017:15(入園は~16:00)、10月16日(火)~11月3日(祝)は9:30~16:30(入園は~16:00) ■住所:旭川市旭川町倉沼 ■電話:0166・36・1104 ■料大人820円、中学生以下無料北海道ウォーカー・出村子)

旭山動物園/サル舎。左から進化の順に並んでいる