DH制のない敵地ナショナルズ戦に先発田中が「カーブ空振りし、つま先で1回転」

 ヤンキース田中将大投手が15日(日本時間16日)、敵地で行われたナショナルズ戦に「8番・投手」で先発し、5回4安打3失点で降した。3-3の同点で迎えた6回の打席で代打を送られてマウンドを降り、勝敗はつかず。試合はその後、降サスペンデッドとなり、16日(同17日)に6回裏から再開されることとなった。指名打者DH)制度のないナ・リーグ本拠地での交流戦で打席に立った右腕は、2回の第1打席は空振三振に終わったが、あまりに快なスイングでチームメートの大爆笑を誘い、アメリカで話題を呼んでいる。

マサヒロタナカカーブ空振りし、つま先で1回転。そして、デビッドロバートソンは最高に大喜び」と特集したのはMLB公式サイト動画コーナー「CUT4」だった。

 2回までに3失点を許しながら、上がりに調子を上げた日本人右腕は打席でも見せ場を作った。2回死二、三塁の絶好機で迎えた第1打席。相手先発ジオ・ゴンザレス相手に、2ストライクと追い込まれた後、田中は内低めに急降下した77マイル(約124キロ)のカーブ快なフルスイングを見せた。だが、バットか上を通過。カスリもしなかった。ワンバウンドしたボール捕手が身体でブロックする間、背番号19は勢い余って一回転してしまった。

 ド手な空振りで3球三振となったが、これに大喜びしたのはダグアウトの味方だった。抑え右腕のデビッドロバートソン投手は、首を傾げながら引き上げる田中の姿に大喜び。端正なマスクを崩し、両手をいて大爆笑していた。

 特集では「失敗した時に、知り合いなら同情とともに頷いてくれるかもしれない。友達なら人の滑稽なところを笑えるだろう。それがの友情だ。つまり、デビッドロバートソンとマサヒロタナカは親友同士に違いない」と報じた。三振に遠慮を見せなかったチームメートと田中の人間関係の良好さを伝えている。

 そして、ロバートソンの大爆笑こそは野球髄を表現しているとも言及。特集では「これはカクテルパーティーでおしゃべりをする人々の礼儀正しい笑いではない。これは深夜2時近くのキャンプファイヤーで起きた友人たちの愉快な笑いなのだ。そして、野球がとてつもなく楽しいと思い出す間なのだ」とも伝えている。

 の悪化を考慮し、アーロンブーン監督は同点の6回に田中代打を送り、わずか72球で降となった。それでも、田中快なフルスイングとロバートソンの爆笑ファンの心をらす“名シーン”となった。(Full-Count編集部)

第1打席は空振り三振を喫したヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】