JR東海は16日、パンタグラフの状態を確認するため、在来線の駅に設置しているカメラの設置箇所を増やすとともに、機能を強化すると発表した。

パンタグラフ確認カメラの設置により、走行する列車のパンタグラフを上方から撮影できる。他社との境界や路線の境界となる駅を中心に、現在は9駅の構内に設置している。パンタグラフに異常が発見された際には、列車が通過した区間にあるカメラの画像を確認して異常が発生した区間を絞り込み、係員が当該区間を列車や徒歩で巡回して異常が発生した地点と原因を特定する。

今回、新たに輸送密度の高い区間の駅として、東海道本線興津駅・岡崎駅・金山駅・岐阜駅、中央本線高蔵寺駅の5駅にカメラが設置されることになった。これにより、異常が発生した区間をより細かく絞り込むことができるようになり、原因特定に要する時間が短縮される。

また、従来は現地に行かないと確認できなかったカメラの画像を指令所から遠隔で確認できるように改良する。すでに設置している9駅を含むすべてのパンタグラフ確認カメラが対象で、より迅速な対応が可能になるという。カメラ増設・機能改良ともに、6月末までに完了予定。設備投資額は約6,500万円。
(佐々木康弘)

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