2018年1月7日平塚市根坂間にオープンした「ざ・らーめん にしたに」。平塚駅からで約15分と決してアクセスはよいとは言えないが、じわじわとファンを獲得し、今では行列ができることも。その人気の秘密は“ウマすぎる”麺にあった。

毎日店内で仕込む自家製麺。パツパツと歯切れがよいが、加水率40%と高めでスープを吸うとモッチリ食感に

■ 2種の小麦粉を独自ブレンド、喉越しと食感を両立

「生まれも育ちも横浜平塚には特に縁はありませんが、たまたま条件に合った物件が見つかったので、この場所になりました。バイクで1時間かけて通勤しています」と、店西谷和也さん。決め手となったのが厨房の広さで、店内の一に製麺機を設置し、毎日麺を精製している。

一番のこだわりは小麦の配合。なめらかで弾のある食感を生む、日清製粉のオリジナル小麦「越椿(こしのつばき)」と、北産の高級強粉「カメリア」を独自にブレンドしている。

「口当たりは軽やかで、切れと食感がよい麺」をしたそうで、加率が40と高めなのも特徴。表面がツルツルで喉越しがよく、それでいて強粉を使っているので噛むとモッチリで小麦の強い味が秀逸だ。そのツルっ、モチっとした独特の食感がクセになる。

ラーメンデータ】<麺>中//ストレート <スープタレ醤油 仕上油:鶏油 種類:丸豚骨

■ 店神奈川淡麗系の人気店「G麺7」出身

スープは丸豚骨などの動物系のみを丁寧に炊き上げた清湯(チンタン)。あっさりと滋味深い王道中華スープで、麺のおいしさをシンプルに引き立てる。

基本のメニューは「ラーメン」のみで、醬油(710円)、(710円)、味噌(800円)から選べる。なかでもいちおしは醬油。生醬油など3種の醬油を用い、さらに隠し味にハチミツ麹を加えた醬油ダレは芳醇な香りで、醬油本来のキレのある味わいの中にほんのりと甘味も感じられ、あと引く味わいだ。

製麺はもちろん、スープ完成度も高い「ざ・らーめん にしたに」。それもそのはず、西谷さんは神奈川を代表する名店「G麺7」(横浜・上大)で7年間みっちりと修業を積み、満を持して独立を果たした。販売中の「 冷やしラーメン」(850円)のほか、季節の限定ラーメンも随時登場予定とのことで今後も楽しみだ。(横浜ウォーカー・取材・文=河合哲治郎、撮影=後藤利江)

【写真を見る】「ラーメン 醬油」(710円)。写真は18年2月に撮影したもので、現在チャーシューは豚バラ2枚に変更になった