HEREの結成10周年を記念したライブイベントハイテンションフェス2018」が、5月15日東京TSUTAYA O-EASTで開催された。

【大きな画像をもっと見る】

このイベントにはHEREに加え、彼らと親交のある9mm Parabellum Bulletアルカラ私立恵比寿中学と、転換MCとして流れ星が出演。それぞれがHEREの結成10周年を祝してステージに立った。トップバッターを務めた9mm Parabellum Bulletは、メンバー4人とサポートギタリストの為裕也(folca)の5人編成で登場し、1曲に「ロング・グッドバイ」を演奏善充(G)がギターソロでお立ち台に飛び乗ると即座に大歓を沸き起こすなど、感度のいいオーディエンスが埋め尽くすフロアに向けて、バンドは「Cold Edge」「反逆のマーチ」を畳みかけていった。HEREとは長い付き合いになると話した菅原卓郎(Vo, G)は、「HERE武田(将幸)くんには彼が9mmファンだったときからお世話になってます。そんな彼と今日はやらないわけにはいかないでしょう!」と武田ゲストに招き、人気曲「Black Market Blues」をプレイ。お立ち台でギターソロを弾くに負けじと武田アグレッシブステージングを見せ、観客を盛り上げた。9mmは「HERE9mmも、アルカラエビ中も……乗り越えていく系のアーティストですから。みんなも乗り越えていきましょう!」「いけるか! いけるか!」という菅原の言葉に続いて「ハートに火をつけて」「The Revolutionary」「Discommunication」と連投してフロアを狂騒状態へと導いた。

アルカラは稲村太(G, Vo)が「HERE10周年おめでとう々は今日ハイテンションにノンストップでいきます!」と宣言。「交差点」でフロアシンガロングを誘い、「夢見る少女でいたい。」「半径30cmの中を知らない」を畳みかけて場内のボルテージを引き上げていく。ライブ中盤には6月13日リリースcinema staffとのスプリットCD「undivided E.P.」の収録曲「サースティサースティサースティガール」を披露。テンポチェンジを含む構成のダンサブルなナンバーでフロアを踊らせた。ノンストップバンド演奏が続く中、稲村は「今世でHEREに出会えてよかった。これからも腐れ縁で10年2030405060年、来世でも“来来来世”でも仲良く」と口でまくし立て、「さすらい」をラスト叩き込んだ。去り際には稲村が9mm菅原ライブ後に行う挨拶をまねてポーズを取っていると、菅原本人がステージ横からひょっこりと顔を出し、2人で並んでお辞儀をしてステージを去っていった。

転換中にはサブステージ流れ星が、HERE武田三橋隼人(G)らを迎えてトークを行った。この中で武田私立恵比寿中学の握手会に個人的に参加したことや真山りか推しであること、三橋は「エビ中は知れば知るほど推しになる」といったことを話し、エビ中にまつわる話題がトークメインとなった。また流れ星ヒャダインこと前山田健一作曲を手がけた自身の楽曲「岐阜ミーチャンス」を歌う場面もあり、観客を大いに楽しませた。

この日の出演者で一のアイドルグループとなった私立恵比寿中学は、挨拶代わりの「ebiture」に乗せてステージに登場し、1曲ロカビリーテイストのサマーチューン「だぜジョニー」を歌唱。フロアにはカラフルサイリウムがきらめき、「オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~」では盛大なファンコールき渡った。MCでは次に披露する新曲「でかどんでん」について、安本が「振り付けがとっても簡単なので皆さんで踊りましょう!」とサビの振りを南してから同曲を披露。グルーヴィなトラックにあわせて、キレのあるダンス強いフロウを繰り出して観客を魅了した。6人はHERE三橋のお気に入り曲である「ちちんぷい」、大量のポケットティッシュを投げ込んだ「ザ・ティッシュ~とまらない青春~」のあと、ラストに疾走感のあるアッパーチューン「HOT UP!!!」をパフォーマンスメンバーヘッドバンギングを見せたり、柏木ひなたが「HERE10周年おめでとう!」と叫んだり、ロックファンをも巻き込んで会場を熱く盛り上げた。

流れ星エビ中によるトーク流れ星コントを経て、いよいよこの日の役であるHEREライブスタート。軽快なバンドサウンドの「チャンチャンチャンスDEダンダンダンス」で尾形回帰(Vo)が大振りな動きでステージを闊歩しながら拳を突き上げ、続く「はっきよい」ではサポートメンバーハジメタルKey)がキーボードの上に立ったり、ステージを疾走したりとエネルギッシュなステージが展開された。尾形HEREとして「ロック現場義!! HERE史上最大規模フリーワンマンLIVE開催プロジェクト」と銘打ったクラウドファンディングを展開していることに触れ、フリーライブ9月4日東京Zepp DiverCity TOKYOで開催することを発表。歓に沸く中、彼は「喜ぶのはまだい、クラウドファンディングはまだ成功していない!」「みんなは1人あたり6人連れて来てくれ! これはロックンロールノルマだ」と来場を呼びかけた。

MCのあと、9mm菅原ゲストに招いて「感情超常現象」を披露したHERE。その後、菅原と入れ替わるようにバイオリニストとしてアルカラ稲村、ボーカリストとしてエビ中真山を迎え入れ、「アモーレアモーレ」の演奏スタートさせた。稲村はバイオリンを弾きながらステージ自由に動き回り、尾形真山は情熱的なデュエットを聞かせた。テンションの高まった尾形はフロアタムを肩に担ぎ、アルカラ田武史(Dr)や9mmのかみじょうちひろDr)にタムかせたり、フロアに身を乗り出して、オーディエンスの上に立ったりと破天荒パフォーマンスを繰り広げた。尾形エビ中提供したナンバー休みモラトリア中学生」の演奏が始まると、ステージエビ中メンバー全員集合真山武田の肩に手を置くと、“真山推し“の武田ギターを弾きながらも照れた表情を浮かべるといった場面もありつつ、やかなステージが展開された。

ライブ終盤、「こんな素晴らしいがあるから、なかなかロックバンドを辞められない。ロックスターについて来てください」と尾形ったあと、HEREハッピーなムードの「LET'S GO CRAZY」、グラマラスなロックチューン「死ぬくらい大好き愛してるバカみたい」をプレイし、ラストに「己 STAND UP」を投下。フロアに大きな風船がいくつも飛び交う中、尾形ギターソロを弾く三橋ジャイアントスイングをするなど、圧巻のパフォーマンスでオーディエンスを熱狂させた。終演後、この日の出演者がステージへと上がり、「YOU GOT HIGH TENSION」のコールレスポンス大団円を迎えた。

なおHEREクラウドファンディングプロジェクトロック現場義!! HERE史上最大規模フリーワンマンLIVE開催プロジェクト」では、5月26日23:59まで支援を募っている。詳細はCAMP FIREプロジェクトページで確認を。

「ハイテンションフェス2018」2018年5月15日 東京都 TSUTAYA O-EAST セットリスト

9mm Parabellum Bullet

01. ロング・グッドバイ
02. Cold Edge
03. 反逆のマーチ
04. Black Market Blues
05. ハートに火をつけて
06. The Revolutionary
07. Discommunication

アルカラ

01. 交差点
02. 夢見る少女でいたい。
03. 半径30cmの中を知らない
04. +.-
05. サースティサースティサースティガール
06. 水曜日のマネキンは笑う
07. サイケデリンジャー2
08. さすらい

私立恵比寿中学

01. だぜジョニー
02. オーマイゴースト?~わたしが悪霊になっても~
03. でかどんでん
04. ちちんぷい
05. ザ・ティッシュ~とまらない青春
06. Go! Go! Here We Go! ロック・リー
07. HOT UP!!!

HERE

01. チャンチャンチャンスDEダンダンダンス
02. はっきよい
03. 土壇場READY GO
04. ギラギラBODY&SOUL
05. スーパーポジティブ
06. 感情超常現象
07. アモーレアモーレ
08. 休みモラトリア中学生
09. LET'S GO CRAZY
10. 死ぬくらい大好き愛してるバカみたい
11. 己 STAND UP

HERE「ハイテンションフェス2018」の様子。(撮影:高畠正人、新倉映見)