ケラーニが初のジャパン・ツアーを開催し、5月14日には大阪・心斎橋BIGCAT、そして5月16日には東京・マイナビBLITZ赤坂での単独公演を実施した。

 2014年の1stミックステープ『Cloud 19』で注目を集めたケラーニ。アフリカ系アメリカ人、白人、ネイティヴ・アメリカン、スペイン人、フィリピン系ネイティヴ・アメリカンという多様な血を引く彼女が、昨年2017年3月に1stアルバム『スウィートセクシーサヴェージ』で日本デビュー。同年のサマーソニックでの来日を経て、今回のジャパンツアー開催となった。

 最終日となるマイナビBLITZ赤坂公演では、サポートアクトの演奏が終わったあと、DJが登場してカーディ・Bやドレイク、J.バルヴィンなど、R&B、HIP HOP、ラップ・ソングが爆音で鳴り響きクラブさながらの盛り上がりを演出。満を持してケラーニが登場した。DJにドラム、キーボードを従え、カラフルなジャケットを纏ったケラーニに、会場からは黄色い声援が飛び交う。

 軽快な身のこなしでマイク片手に「大阪も盛り上がったけど、東京もしっかり盛り上がれるよね!?」とキュートな笑顔で会場を煽る。音に身を任せるように踊りながらステージを広く使い、ファンへの感謝のコメントやコミュニケーションも欠かさないケラーニ。ファンが持参したケラーニの幼少時代の写真が貼られたうちわを手にとりMCをするシーンも。中盤には映画『スーサイド・スクワッド』のサウンドトラックに収録され、ミュージックビデオが2億回を超える大ヒット曲「Gangsta」も披露した。

 「皆さん、今日は来てくれて本当にありがとう。あなたたちが曲を聞いてくれてサポートをしてくれたからこそ、今の私がいます。ファンのみんながいなければ、私はずっとLAでひたすら歌を作っているだけだったと思うの。今回が初の東京ヘッド・ライナーツアー! 私がいつか日本に戻ってきて、1万人の前で歌う事になっても思い出すのは、今日来てくれたあなたたちの事よ。本当にありがとう!」と感謝を述べると、昨年2017年10月にサプライズ・リリースされたアコースティック・サウンドが心地よい新曲「Honey」を披露した。その後も生バンドの影響もあり、CDよりも圧倒的な音圧で迫力あふれるパフォーマンスを繰り広げていく。

 終盤には「5000マイルも離れたカリフォルニアで作ったこの歌を東京で聴いてもらえるのが嬉しい!」と話してヒット曲「Distraction」、そして自身最大のヒット曲である、映画『ワイルド・スピード アイスブレイク』収録の「Good Life」を立て続けに披露。次に「私には今妊娠している友達がいるんだけど、それは誰だと思う?ヒントはいつも、『OKKUUUURRR』っていう人よ!そんな彼女と共に作った歌を今日歌うわ!」と言い、カーディ・Bと歌った「Ring」を熱唱し、「この歌が今日最後の歌になるの。だから今2階に立っているみんなも、下にいるみんなも、最高に“クレイジー”になって踊ってね!!」と、彼女の代表曲でもある「CRZY」で圧巻のR&Bショウは幕を閉じた。


◎セットリスト
INTRO
I Wanna Be
Undercover
Get Like
In My Feelings
Down for You
The Way
YSBH
Gangsta
Honey
Advice
Faking It
Piece of Mind
(INTERLUDE)
Do U Dirty
Already Won
Distraction
Good Life
Ring
CRZY
Outro

“キュートな新世代R”ケラーニ、初のジャパン・ツアー完遂