芸界では、つい最近でも、歌手槇原敬之の所属事務所元代表の奥村秀一被告や、「仮面ライダー俳優松尾敏伸容疑者が覚せい剤取締法違反(使用)で逮捕されるなど、依然物に手を染める者が後を絶たない。

 そんな中、物汚染とは縁とも思われていたプロレス界に衝撃が走った。プロレスリングWAVEに所属する人気女子プロレスラー浜田文子(本名=アヤコ・バレンティーナ・ハマダ・ビジャレアル37)が、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕されていたことが15日に明らかになったのだ。

 警視庁西新井署によると、浜田容疑者は4月下旬から5月13日までの間、都内か周辺で覚せい剤を使用した疑いで、同13日に逮捕された。

 同署によると、同日、所属する団体関係者が、浜田容疑者が意味不明な言動をしていると交番に届けた。駆け付けた署員が任意同行して尿したところ、陽性反応が出たという。浜田容疑者は「自宅で吸った」と容疑を認めているとされる。

 この事態に、同15日、同団体の二上美紀子代表が事情説明。浜田容疑者は同13日のセンガイガールズ・大阪大会で、自身が保持するセンダイガールズ・ワールドシングルチャンピオンシップの防衛戦を行う予定だったが、本人より「体調不良」の申し出があり、同大会を欠場。同王座を返上するに至った。同団体では、翌14日に逮捕されていたことを把握浜田容疑者が容疑を認めていることから、同16日に契約を解除した。代理人弁護士によると、常習性はなく、本人は深く反しているという。

 浜田容疑者はメキシコ出身で、メキシコ人。は元新日本プロレスで、初代タイガーマスク佐山聡)とも名勝負を繰り広げたジュニアヘビー級戦士グラン浜田1995年とともに日本に移住し、98年にアルシオンデビュー。“サラブレッドレスラー”として大きな注を集めた。2002年に同団体を退団した後は、さまざまな団体でファイトしたが、12年6月より、WAVE戦場としていた。

プロレス界は反社会との交際など、悪いイメージがいまだ残っていますが、物事件はほとんど前例がありません。06年に当時、全日本プロレスで活躍していた高木功)が大麻所持で逮捕されました。11年にはZERO1に出場のため来日していた外国人選手が、大麻を密輸し、所持していたため逮捕されたことがありましたが、それくらいです。日本人選手による覚せい剤使用の犯罪は、プロレス界では初の事態で、業界には衝撃が走っています。しかも、浜田容疑者は女子プロ界では、三に入る実、知名度を兼ね備えた選手ですから、その衝撃はとてつもなく大きいですね。関係者によると、『最近では、連戦やビッグマッチが続き、疲れていた』という話もあります。今後内での復帰はむずかしいかもしれません」(スポーツ記者

 この先、警察の取り調べで、その入手経路が明るみに出るだろうが、づる式に業界から新たな逮捕者が出ないことを祈るばかりだ。
(文=田中七男)

浜田文子容疑者のTwitter(@ayako_hamada)より