ヴァイオリニスト・石川綾子が、ハイレゾとしては日本初の試みとなる「ハイレゾヘッドフォンコンサート」を16日、東京青山Future SEVENにて開催した。

【写真】客席も全員ヘッドフォンのコンサート。

 1981年に大滝詠一が行なった「ヘッドフォンコンサート」は伝説として語り継がれているが、その革新的試みがハイレゾで現代に蘇った。今回のヘッドフォンコンサートは、コンサート及びスタジオレコーディングのハイレゾ作品で定評のある若手バイオリニスト・石川綾子が、収音からリスニングまで全てハイレゾ仕様(192khz/24bit)で制作。

 昨年11月、第一生命ホールのコンサートで収録されたハイレゾライブ音源(192khz/24bit)をベースに石川が会場で生ヴァイオリンを演奏。参加者はヘッドフォン/イヤフォンを装着しながらライブを鑑賞した。迫力の生演奏と圧倒的な音質による没入感は、集まったオーディオファンのみならず、石川綾子のファンをも興奮させた。

 この日のライブを成功させた石川綾子は「コンサートの新しい楽しみ方だと思いました。普段コンサートホールだと座席の位置によって聴こえ方が異なるのが気になりますが、今回は誰もが特等席なのが素晴らしいと思いました。生演奏のさまざまな楽しみ方をご提案できるのは、演奏者としても嬉しく思います。また今後も挑戦していきたいです」と満足げに語った。

 なお、今回は日本プロ音楽録音賞 優秀賞(ハイレゾ部門)を受賞したニラジ・カジャンチ氏がエンジニアとして参加。今回のためのシステム構築を担当、音源および当日のミックスを行った。またTASCAMが機材協力を行い、世界最高峰の音質を実現した。
「石川綾子ハイレゾヘッドフォンコンサート」(16日、東京青山Future SEVEN)