内定は取れないしカネはどんどん出ていくし……バブル世代の体験談に怨みを抱きながら過ごした就職氷河期世代。そんな時代も終わり、また就活生はラクラク内定を得て、ついでに儲かる時代になっている。

 リクルートキャリアの『就職白書2018』を読むと、2月1日に内定をもらっている人の数は2017年卒学生が2.3%なのに対して2019年卒学生は4.5%にまで急増。この背景として、売り手市場の中で企業が、早期の優秀な人材確保に動きだしているからだという。

 とはいえ、そんなのは“MARCH”以上とか優秀な大学の学生の話。Fランなどといわれる三流以下の学生は、相も変わらずなのではないか。そう思って尋ねて見ると……

「誰でも知ってる一流企業は無理ですが……早々と複数の会社に内定をもらえたので、さらに上を目指しています」(都内の三流大学の学生)

 さらにチャレンジを続けるのは素晴らしいが、同時に「就職活動は小遣い稼ぎにピッタリ」との話も。

「合同説明会では、『○社以上ブースを回るとQUOカードプレゼント』という企画をよくやってます。それも500円とかじゃなくて2,000円。企業でも説明会に参加するだけで2000円分のQUOカードをくれたりするところも増えました。小遣い稼ぎには最適ですよ」(別の都内の学生)

 こういった売り手市場のなか、学生にとってさらにうれしいイベントも。

「ある会社が開催しているベンチャー企業の合同説明会があります。一人ずつプレゼンして、その日のうちに内定がもらえるというイベントなんですが、友達紹介で一人あたり5,000円もらえます。20人紹介すれば10万円ですよ」(同)

 バブルの時代に比べると慎ましやかな儲け。とはいえ、就職氷河期世代にしてみれば、天国のよう。また、この国はバブルに向かっているのか?
(文=大居候)

※イメージ画像