オーストラリア出身の女優ローズバーンが、世界的な絵本『ピーターラビット』の実写映画演を務めた。「私にも子供がいるし、周囲にも甥(おい)っ子や姪(めい)っ子がたくさんいるから、彼らが好きになってくれるような映画に出演できることは、すてきなことだと思ったの」というローズに、役柄や作品への思い、女優としてのスタンスについてってもらった。

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 ウィル・グラック監督が手掛けた本作は、自然豊かな町で暮らす画のビア(ローズ)と、ひょんなことからビアのお隣に引っ越してきたマクレガー(ドーナル・グリーソン)、そして彼らの近くで暮らすいたずら好きなピーター・ラビットをはじめとする動物たちが織りなす心温まるドラマを描く。

 「オーストラリアでもとても人気があるし、子供のころにとても好きだったの」と原作への思いをローズオファーを受けたときについては「グラック監督とは以前に仕事をしていたし、長いこと子供向けの映画にかかわっていなかったから、オファーを受けたときはうれしかったわ。今では私にも子供がいるし、周囲にも甥っ子や姪っ子がたくさんいるから、彼らが好きになってくれるような映画に出演できることは、すてきなことだと思ったの」と振り返る。

 劇中でお気に入りのキャラクターについては「ピーターが一番魅的で面いわね」とのこと。自身が演じたビアや物語への思いを聞くと、「そもそも、(原作者のビアトリクス・)ポターさん自身がアイコン的な存在だし、脚本は現代化されているけれど、原作世界的に有名でされているものだから、そういった点に対して敬意を払って演じなければならないと感じたわ。だから、現代的な部分と伝統的な要素のバランスを取りながら映画を作り上げようと意識したの」と回想する。

 実写CGIを組み合わせた撮影に関しては「自分の想像を働かせなければいけないし、技術的な側面における難しさがあるわ。だからエネルギーを高めて、ユーモアセンスをちょっと持って、撮影に臨むことが大事になるわね。グラック監督エネルギッシュな人だから、すごく助かったわ」と満足している様子。劇中には思わずを奪われるシーンが少なくないが、ローズ自身はピーターたちがマクレガーを“に掛けるシーン”を特に気に入っているそう。「一番面いと思っているのは、マクレガーがウサギたちのにはまってしまって、寝室の中で次から次ににかかっていくシークエンスね(笑)。見ていてすごく面かったわ」。

 本作以外にも、『SPYスパイ』や『ネイバーズ』、『X‐MEN』シリーズ、『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』など、ジャンルを問わずに確かな演技を披露してきたローズ。役や作品と向き合う上では、本作の劇中でビアやマクレガー、ピーターたちが各々そうするように、“新しいものにチャレンジすること”を大切にしているとる。

 「自分の人生の中で、常に異なった、それまで経験がないもの、自分にとってチャレンジングなものを手掛けるということは、自分の興味をずっと維持することができるし、面いと思っているわ。アニメーション作品でも、コメディアクションも、それまでと同じでないものに挑戦していくこと、それこそが大事だと思っているの」。そう彼女は、本作でビアというキャラクターリアルに、そして親しみを持てる存在として見事に演じている。劇中では可らしい動物たちの活躍とともに、ローズが見せる芝居にも注してほしい。(取材・文:豊)

 映画『ピーターラビット』は全開中。

『ピーターラビット』でビア役を演じるローズ・バーン