OLが大蛇に丸飲みされながら「全っ然大丈夫! 先ランチ行ってて!」。Twitterでフォロワー数10万以上の人気を誇るショートギャグ漫画「耐え子の日常」(そろそろ谷川)から、初のコミックスが5月18日に発売されました。

【試し読み】耐え子の日常

 「耐え子の日常」は、どんな不幸な目に遭っても「平気平気!」と笑顔で応えながら耐えまくってしまうOL・辛抱耐え子の日常を描いたショートショート。Twitterで2015年11月頃から投稿を開始したところじわじわとフォロワー数を拡大し、2016年には『週刊ヤングジャンプ』『ミラクルジャンプ』(集英社)にも掲載。現在は投稿のたびに500~2000件リツイートされる人気漫画となっています。

 本作の特徴は、耐え子に降りかかる不幸が毎回とんでもなく理不尽なところ。OLにありがちな「ごめん、先にランチ行ってて!」も、通常なら理由は「ちょっと急な業務入ったから」あたりが関の山ですが、耐え子の場合は「ちょっと今ある組織に追われてダイナマイト迫っているから」「殺し屋一家の息子にきれいに心臓抜き取られちゃったから」とめちゃくちゃハードです。同僚とのお昼休みの約束気にしている場合じゃねーだろという。

 上司から仕事を振られるときも、「ごめん、コピーのついでにこれ抜いといて」と岩に刺さった伝説の剣を任されたり。落ち込んでいるときに先輩が「元気出せよ、ほらよ」と渡してくれる缶コーヒーも、激しくダイビングキャッチしなくちゃいけないコースへ放られます。理不尽のデパート状態。

 こうした常軌を逸した不幸を毎回「OLあるある」みたいなテンションで済ませてしまう耐えっぷりが笑いを誘います。一方で、社会の理不尽を愛想笑いで飲み込んでいる姿にどこかしら共感も抱いてしまう作品。謙遜しまくる耐え子に自分を投影しながら「耐え子にもっと幸せ集まれ……!」「耐え子かわいいよ……」とエールを送る読者も少なくありません。

 コミックスではTwitterで話題となった漫画の他、初公開となる描き下ろし漫画も約100ページ分収載。フォロワーとの交流から生まれた「耐え子と読者のおしゃべりコーナー」や、みんなの耐えたエピソードをもとに真の耐え子を決める「耐え子グランプリ」といった特別企画も収録します。価格は860円(税別)。

ランチ行きづらいわ!(画像提供:@OLtaeko)