飛行機で座席を選ぶ際、「窓際」と「通路側」だったらどちらを選びますか?

「エクスペディア」が日本人を対象に調査を行なったところ「通路側」を選んだ人が53%で、「窓側」を選んだ人は46%。通路側が若干人気という結果になったそうです。ちなみに「真ん中」と答えた人はたったの1%。端っこを好む風潮がありますが、通路側の人気が高いのは一体なぜなのでしょうか?

飛行機の座席の選択肢……窓の風景をとるか、通路に出やすさをとるか?

同調査では日本だけではなく、合計10か国で同様に「機内の座席」に関するアンケートを行なっています。その結果、「通路側」を選ぶ人が全体の5割を超えているのは、なんと日本だけ!他の国の割合は以下の通りとなっているのです。

日本と同じアジア圏では「香港」が39%で「韓国」が32%となっています。

日本に続いての多いのは「シンガポール」で47%。最少は「インド」で、わずか14%しかいません。窓際のメリットとして思いつくのは、なんといっても窓から見える景色。フライト中は特に、地上ではなかなか観られない上空から景色を眺めることができるはずです。その一方、デメリットとして考えられるのが、「通路に出るのが大変」ということ。トイレなどで席を立つとき、真ん中や通路側の人に「ちょっとすみません」と一声かける必要があります。ちょっとしたことですが、どうやらこのひと手間が日本人にとって大きいようです。

飛行機からの長めは美しいですが……それでも日本人は通路側が好きな人が多いようです。

「通路側の人が動くまで待つ」人は2割もいた!

なぜ日本人は飛行機の座席で通路側を好むのでしょうか?そんな素朴な疑問に対し、同調査では「通路側の席で寝ている人」に着目しています。窓際や真ん中に座っている人が通路に出たいときに通路側の席で寝ている人がいたら、日本人はどのような対応をとるのでしょうか?

「その人が動くまで待つ」人が20%。トイレなどの緊急事態の時も、同様の対応なのでしょうか?

一番多かったのは「寝ている人に背中を向けて乗り越える」(38%)というもの。寝ている人を邪魔せず、そーっと通過する姿が想像できます。そのほかの回答をみると、さらに上いく「その人が動くまで待つ」(20%)という人も!一方相手にアクションを起こす「寝ている人を起こして動いてもらう」という人は24%でした。

しかし諸外国の場合、その調査結果は日本とちょっと違います。次で紹介するのは、前述のデータに登場した10か国における、「通路側の席で寝ている人」への対応として「寝ている人を起こして動いてもらう」と答えた人の割合を調べたランキングです。

  • 国籍別「寝ている人を起こして動いてもらう」と答えた人の割合

1位 香港……60%

2位 ブラジル……59%

3位 シンガポール……58%

4位 メキシコ……55%

5位 インド……52%

6位 韓国……44%

7位 アメリカ……36%

8位 スペイン……33%

9位 フランス……27%

10位 日本……24%

「寝ている人を起こして動いてもらう」と答えた人が24%の日本は最下位に。上位の「香港」「ブラジル」「シンガポール」では、約6割がた「起こす」と答えています。つまり日本人が通路側の席を好むのは「通路に出る時に気を遣ってしまうため」ということが考えられるのです。

「知り合いと隣同士になりたいので、この席交換してくれませんか?」というお願いは、アリ、ナシ?

さらに日本人が飛行機の座席がらみで苦手なのは、「寝ている人を起こして動いてもらう」ことだけでありません。例えば友人や家族などと一緒に飛行機にのったとき、席がバラバラになってしまった……なんてことは誰でも一度は経験があるともいます。そんな時、あなたはほかの乗客に対し、隣の席になれるよう席の移動を交渉することができますか?同調査では「隣同士になれるよう席の交渉をしたことがある」と答えた人の割合も、国別で調べています。

  • 国籍別「隣同士になれるよう席の交渉をしたことがある」と答えた人の割合

1位 インド……41%

2位 スペイン……33%

3位 アメリカ……30%

4位 フランス……28%

5位 ブラジル……25%

6位 メキシコ……24%

7位 韓国……18%

8位 シンガポール……17%

9位 日本……6%

「隣同士になれるよう席の交渉をしたことがある」と答えた日本人の割合は、たったの6%。この割合は他の国と比べるとかなり少なく、もちろん最下位となっています。とにかく日本人は「自分の都合で知らない人に何かをお願いする」のが大の苦手!お願いするくらいなら、少しくらいの不自由を我慢する。そんな国民性が良く表れている気がします。

ほかにも日本人は飛行機や電車の座席などでリクライニングを使いたい時、よく「一声かけてリクライニングにするか?」といった論争があります。よく考えれば、これも日本人の「自分の都合で、知らない人に何かをお願いするのが苦手」という国民性からくるものでしょう。こんな論争も諸外国からみると「なんで?」と疑問に思われるかもしれませんね。

【調査概要】
調査主体:AAE Japan株式会社
サンプル数: 計18,229名 
調査期間: 2018年2月22日~3月19日 
調査方法: インターネットリサーチ
調査対象: アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル、イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシア、タイ、インド、香港、台湾、韓

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