【テルアビブ時事】50年以上にわたってパレスチナ問題を取材しているフォトジャーナリスト、広河隆一さん(74)の写真展が17日、イスラエルの商都テルアビブ市内のギャラリーで始まった。パレスチナ人のほか、チェルノブイリやイラクなどで暮らす人々を追った写真約80点を展示。広河さんは「50年間ここに来るたびに状況が悪くなっている。今立ち止まってもう一度パレスチナ問題を考え直すきっかけになればと思う」と語った。

 写真展のタイトルは「広河隆一-大惨事 人間に敬意を表して」。主催したミンシャール芸術学校のオデッド・エダヤ校長は「私たちが道徳的危機の時代に生きていることを強調したかった」と説明。写真展は1年前から企画していたが、偶然、在イスラエル米国大使館のエルサレム移転やそれに伴うパレスチナ自治区ガザでの抗議デモの激化と時期が重なったという。