20日に本拠地カンプ・ノウで行われるリーガ・エスパニョーラ最終節のレアル・ソシエダ戦で、ついにバルセロナでのラストマッチを迎えるスペイン代表MFアンドレス・イニエスタカンテラ(下部組織)が輩出した屈、その最終戦を添えるべく、クラブ側もな演出を計画している。

 イニエスタが今シーズン限りでの退団を発表した直後、インスタグラムを通じて「君が残してくれた遺産は限だ」と最大級の感謝を表したバルセロナは、それと同時にカタルーニャ語で「限のイニエスタ」を意味する“INFINIT INIESTA”と題打ったキャンペーンを展開。限を表す記号であり、イニエスタ背番号である“8”を横に回転させるとできる“”をシンボルとして、様々な形でオマージュげている。

 その手始めとして、バルセロナは“8”ではなく“”を背中にあしらったイニエスタユニフォームを作成。カンプ・ノウのメガストアをはじめとするオフシャルショップで販売を開始した。レアル・ソシエダ戦では、この特別ユニフォームを着てイニエスタの一挙手一投足を見守るサポーターが数多く見られそうだ。

 クラブはまた、レアル・ソシエダ戦でカンプ・ノウが特別なモザイクで覆われることを明らかにしている。そのモザイクとは、クラブカラーであると臙脂のツートンで覆われたスタンド背景に、バックスタンドには“INFINIT INIESTA”のスローガン、両ゴール裏には“8”の数字を黄色で配したもので、ピッチに入場するイニエスタにするとなる。また、ポジションに着いたイニエスタが敵を向けると、ゴール裏に見えるのは“8”ではなく“”となる。

 さらに試合後には、リーガ・エスパニョーラとコパ・デル・レイスペイン国王杯)の2冠達成に加え、カンテラ時代から22年間に渡るイニエスタの功績を称えるセレモニーを催すバルセロナピッチでの最後の勇姿からセレモニーでの別れの挨拶まで、敵味方関係なくリスペクトされる将の魅が詰まったシーズン終戦となることは間違いない。

文=北村

20日にイニエスタがバルセロナでの最終戦へ臨む [写真]=Getty Images