アーセナル公式サイトでロナウドの獲得に近づいていた事実を告白

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は今季限りで22年間の長期政権に幕を閉じる。多くのスター選手を指揮してきた指揮官が、獲得できずに最も後悔した選手がレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだった。希代のアタッカーと、愛弟子である元フランス代表FWティエリ・アンリとの共演を夢見ていたという。クラブ公式サイトが報じている。

 ポルトガルの強豪スポルティング・リスボンの下部組織で育ったロナウドは早くからその才能を見初められ、2003年にアレックス・ファーガソン監督(当時)が率いていたマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。

 しかし、ベンゲル監督はアーセナルがロナウド獲得に近づいていたという事実を明かしている。「彼は母親と一緒にここ(ロンドン)にいて、(獲得に)かなり近づいていたんだ」と当時のことを振り返っている。

 補強は実現しなかったが、多くの才能を見出してきたベンゲル監督は今も獲得できずに後悔している選手を問われると「言うまでもなく、思い浮かぶ選手はロナウドだ」と断言した。


「歴史が少し変わっていたかもしれなかった」

 アーセナルはロナウドがユナイテッドに加入した2003-04シーズンにプレミアリーグでシーズン無敗優勝を成し遂げた。当時のチームにはエースストライカーのアンリをはじめ、オランダ代表FWデニス・ベルカンプ、フランス代表MFロベール・ピレス、同MFパトリック・ヴィエイラ、イングランド代表DFアシュリー・コール、イングランド代表DFソル・キャンベルなど各ポジションにワールドクラスを揃えていた。

 そこへロナウドを加え、さらに盤石のチームを作りたいと構想していたという。

「ティエリ・アンリとロナウドが一緒にいるというところを想像してほしい。ユナイテッドはその後に(ウェイン・)ルーニーとロナウド、(ルート・)ファン・ニステルローイが一緒にプレーした。彼らは並外れたチームだった。外にも(ライアン・)ギグスや(ポール・)スコールズがいた。歴史が少し変わっていたかもしれなかった」

 ロナウドはのちにバロンドールを5度優勝するなど現在のサッカーシーンをリードすることになる。ベンゲル監督は22年年間のキャリアを振り返り、改めて世界最高のストライカーへの思いを膨らませていた。


(Football ZONE web編集部)

ベンゲル監督はロナウドとアンリの共演を夢見ていたという【写真:Getty Images】