Q. 今のところやりたいことはないけれど、できることを増やしてから仕事をしたいと思っています。そのために専門学校へ進学をしようと考えていますが、どう思いますか?

A. 専門学校は就きたい職種に関する勉強をするところ。何もやりたいことがない状態で入学したら後悔することになるかも。

【専門学校はやりたいことが明確になければ後悔する場合も】

専門学校は、仕事に直結することを勉強できるところが魅力の一つです。美容師になりたい、鍼灸師になりたい、動物看護師になりたいなど、自分のやりたいことが明確にある人は、その仕事に就くために集中して勉強できるので、とてもやりがいが感じられるでしょう。

専門学校が大学と大きく違うところは、実習を中心とした授業があることです。例えば美容専門学校であれば、実際に髪を切ったりメークをする授業があり、動物看護師になるための専門学校であれば、動物と触れ合いながら動物のリハビリテーションやトレーニングなどについて学んでいきます。専門学校によっては、授業の半分が実習というところもあり、座学で学ぶだけでは得られない実践力を鍛えることができるのです。

このように目的を持って専門学校へ進学した人にとっては大変魅力的なカリキュラムですが、反面、きちんとした目標がなく専門学校へ進学してしまうと「こんなはずではなかった」と後悔する可能性があります。なりたい職業のための勉強をする学校であることから、進路変更は簡単にできません。専門学校への進学は「本当にその仕事をやりたいのか」ということをきちんと考えておく必要があります。

【やりたいことを探すために大学へ進学する道もある】

質問者さんは、今のところやりたいことがないとのこと。それならば4年制の大学へ進学をしてやりたいことを探すという方法もあります。

専門学校が職業に直結することを学べる学校である一方、大学は幅広い分野について学ぶことができます。学部を選ばなければいけないので専門分野を絞る必要はありますが、大学によっては他学部の授業を受けて卒業単位として認められるところもあります。選んだ学部以外の授業を受けることで、新たな発見があるかもしれません。

また4年間の大学生活でできることは学校の勉強だけではありません。アルバイトやサークル活動、長期休暇を使って旅行をするなど、学生だからこそできることがたくさんあります。それらを通してやりたいことが見つかり、自分のできることが増える可能性も大いに考えられます。

【できることを増やすには、やりたいことを見つけることがベスト】

質問者さんが現在何年生なのかによりますが、進路を決定するまで時間的余裕があるのなら、今から「やってみたいこと探し」を始めてみましょう。そうしていく中で「この職業に就いてみたい」「この仕事に興味がある」というものが見つかれば、専門学校へ進学するのもいいかもしれません。専門学校で実践的なことを学ぶことによって、できることが増えていくでしょう。

やりたいことを見つけることが、できることを増やすことにつながります。そのためには、いろいろなことを見たり聞いたりすることが大切。保護者や先生の話にも耳を傾けてみてください。さまざまなことにアンテナを張りめぐらせ、自分自身の興味を増やしていってくださいね。

【回答者:進路のミカタ編集部】