●こんな番組になったのはリスナーのお嬢様の影響もある

白井悠介(しらいゆうすけ)。1月18日生まれ。長野県出身。EARLY WING所属。主な出演作は『アイドルマスター SideM』若里春名役、『アイドリッシュセブン』二階堂大和役、『美男高校地球防衛部LOVE!』鳴子硫黄役など寺島惇太(てらしまじゅんた)。8月11日生まれ。長野県出身。ケンユウオフィス所属。主な出演作は『劇場版 KING OF PRISM by PrettyRhythm』一条シン役、『アイドルマスター SideM』大河タケル役、『アニメガタリズ』中野光輝役など

声優の白井悠介、寺島惇太がパーソナリティを務めるラジオ『白井 悠介・寺島 惇太 BOYS BAR[S]』が、CBCラジオにて毎週土曜深夜24:00から放送されている。

二人が執事喫茶の店員として、リスナーを"お嬢様"と呼び、週末の夜に癒しのひとときを与えるこの番組。深夜帯にふさわしい赤裸々なトークが繰り広げられ、リスナーからも大胆なメールが寄せられる、癒しどころか刺激的な内容が人気を博している。もうすぐ放送開始から1周年を迎えるということで、収録を終えた二人を直撃。番組の裏話や、今後の展望などを聞いた。

▼白井、寺島のコンビで番組を回すと……

――7月で1周年を迎えますが、そもそも本番組がスタートした経緯について教えてください。

寺島 もともとは、白井さんがパートナーに僕の名前を挙げてくださったんですよね。

白井 CBCラジオさんから「番組をやりませんか?」とお話をいただいたときに、「後輩もしくは年下で一緒にやりたい方がいらっしゃいましたら名前を挙げてください」と言われて、候補の一人にずんた(寺島)の名前を挙げていたんです。

寺島 ご縁があって僕が一緒にやることになりまして。最初からこんな雰囲気の番組になるとは思っていませんでしたよね。

――そもそも、執事として、お嬢様(リスナー)をおもてなしするコンセプトの番組ですし。

寺島 例えば、甘いセリフでキュンとしてもらうとか、そういう感じでいくのかなと。「[S] ADULT Side」っていうコーナーも、最初はリスナーから募集したちょっとセクシーに聞こえる際どい言葉を、僕たちがイイ声で囁く、もう少し上品なコーナーだったような気がします。今はただ下ネタを言うだけのコーナーになってますけど(笑)。

白井 まさかこんな番組になるとはねえ……。最初はもっとマイルドだったよね。

寺島 二人の役割も変わりましたよね。最初は先輩後輩っぽく、白井さんがメインで回して、僕がサポートする台本になっていたんです。けど、あるときからメインで僕が回して、白井さんがボケまくる方向性になりました。

白井 そうだね、逆のほうがいいなってことで。

寺島 だいたい僕と白井さんが二人で回していると変な番組になっちゃう(笑)。以前二人で別の番組をやっていたときも、最初のコンセプトからどんどんずれて、笑いの要素が強くなっていきましたから。

――なるべくして、なってしまったと。

白井 僕とずんたのせいなのもあると思うけど、ディレクターの矢島(矢島優)さんの力も大きいと思うな。番組では「常連客」って呼ばれて、僕たちの会話に入ってくるんですけど、いつもニヤニヤしながら話題をシモのほうに持っていくんですよ。

寺島 そうそう。流れに乗せられてつい口を滑らせると、それが意外と放送に乗っちゃう(笑)。

白井 それだけスタッフさんとの距離感も近くて、密にやらせていただいてますね。

寺島 僕と白井さんと、矢島さん、構成作家の坂本さん(坂本尚文)の4人が、面白いと思う方向性が一致していたんですよね。一人として「下ネタはどうなんですか」って言う人がいなかった(笑)。

白井 あと、リスナーさんの影響もあるよね。リスナーのみなさんがこんなに下ネタに乗ってきてくださるとは思ってなかったんですよ。

寺島 意外とリスナーさんから「もっと言ってください!」「こういうの好きです」って声をいただきますよね。今やリスナーさんのほうが過激なメールを送ってきますし……(笑)。赤裸々すぎて採用できないメールがいっぱいあります。

――放送されているもので十分、赤裸々ですが……。

寺島 これでも、放送に乗せられるものを坂本さんにチョイスしていただいてるんです。

白井 なかなか、他にこういうおたよりを送れる番組ってないじゃないですか。我々はそういう受け口になっている気がします。

寺島 スキマ産業的な(笑)。他の番組ではそこまで下品なことが言えないと思うんですよ。他では弾かれてしまうメールも、採用される可能性があるのがこの番組ですね。

▼日和らずにこのまま突っ走っていきたい

――番組の収録はたいてい昼帯に行われているそうですね。深夜帯にマッチするトークをお昼から行うのは難しくないのでしょうか?

白井 あんまり時間帯は気にしたことがないですね。収録前に僕たち二人とディレクターさん、構成作家さんの4人で雑談をして、そのままのテンションで収録が始まるんですけど、いたって普段通りです。

寺島 僕たちの普段の会話が深夜っぽいのかもしれない(笑)。打ち合わせもせずに、4人で下手したら1時間くらい雑談しているときもあるんですけど、だいたい男四人が集まってする話は下世話なものばっかりですね。

白井 スタジオ入って第一声「あれ知ってる?」って下世話な話題から始まるよね。

――番組内で、守りに入ったトークを始めると「日和るなよ!」ってお互いに言い合っていますよね。

寺島 別のアイドル作品でツアーがあった時期の放送は、僕は守りに入ってましたね (笑)。

白井 あれは日和ってたよね!

寺島 イベントの前日、または終了後に放送されるラジオですからね。イベントがきっかけで聞いてくださって、このラジオで株が上がるならいいんです。実際にそういうお手紙もいただきましたし。でも、それと同じくらいの数「ラジオ聞いてみたらひどいな」という声もあるので(笑)。イベントの時期は日和っちゃいますねぇ。

――白井さんは寺島さんのようにセーブしようと思うことはありますか?

白井 この番組は作品を背負っていないので、我々のパーソナルな部分を知っていただければいいかなと思っているんです。こういうのが好きな人に聞いていただければいいのかなって思いますね。

寺島 万人受けするとつまんなくなりますからね、なんでも。

白井 今後も日和らずにこのまま突っ走っていきたいと思います!

▼白井のマネージャーが見張りに来る収録

――事務所から注意されたことは……?

寺島 これが、びっくりするほど言われないんですよね。

白井 ずんたの事務所のマネージャーさんは、スタジオに来たことがほとんどないもんね。

寺島 来たのは初回だけですよ。安心して、それ以降は来てないです。こんな番組になっているって知らないかも……。

白井 うちのマネージャーはたまに来るんですけど。

寺島 一回、EARLY WING(白井所属事務所)のマネージャーさんが見張りなのか二人来たことがありましたよね!(笑)。

白井 そう、監視に来たんですよ。

寺島 過激な発言をすると、次の収録で見張りの人が来るんです。でも、マネージャーさんも下品なネタで笑ってません?

白井 もしかしたら好きなのかな……。

――以前、寺島さんが見たアダルトな作品のタイトルが放送に乗っていたときはびっくりしました(笑)。最初は規制音が入っていましたが、その次の週にタイトルを特定したリスナーさんから届いたメールには、規制音が入っていませんでしたよね。

寺島 あれはバレたので開きなおったんですよね、もう(笑)。本来はそういうところに事務所が介入すると思うんですけど。

白井 いないからしょうがないよね~!

寺島 でも、僕もあと5歳若かったら、こんなにすべてをさらけ出してはいないと思います。まあ、もう30ですからね。

白井 我々もいい年ですからね。

寺島 清らかなキャラクターでやっていくと、後で苦しくなるって先人たちを見て学んできたので……(笑)。

●男子の日常をのぞき見できるラジオ
▼寺島が選曲コーナーにかける情熱。対して白井は……?

――番組を始めてみて、お互いの印象が変わったところはありますか?

寺島 白井さんは昔から変わらず、ちょっと天然が入っていて、普段はすごく変なキャラで通ってるけど、真面目にやろうと思えば真面目にもできる常識人ですね。

――白井さんから見て、寺島さんの印象は?

白井 初めて会ったときから、ほんわかしていて接しやすい、一緒にいて落ち着く人だなと思っていました。それに、僕がボケたり変なことをやったりしても、ちゃんと拾ってくれるのですごく頼りにしています。

寺島 お、そう言ってもらえるとうれしい。

白井 意外といえば、番組で僕たちが選んだ曲を毎週かけてるんですけど、そこでずんたの好きな音楽を知れたのは、新たな発見でしたね。

――意外な一面を知ることができるコーナーですよね。選曲はどんなときに考えていますか?

白井 結構、スタジオに来てその場で決めることが多いです。

寺島 白井さんはその場で決めるよね。僕は前々日くらいには決めています。結構音楽マニアだったので、声優を志したときから、自分が好きな曲を紹介するラジオをやりたかったんですよ。

――夢が叶ったんですね!

寺島 19、20歳の頃、1年の最後に「今年一番良かったアルバム、曲」をミクシィの日記にまとめて発信していたんです。そんな音楽評論家ぶっていた頃がありました(笑)。この番組で、その頃の僕の想いが叶いましたね。毎回楽しく選曲しています。

――寺島さんは、自分の思い出の曲や、気持ちと共感する曲を紹介することが多い印象があります。

寺島 単純に「好き」だけで選ぶと話すことがなくなっちゃうので(笑)。最近は、持ちネタが少なくなってきましたけど。ただ「好き」ってだけの曲をかけてもいいなら、もっとたくさん候補はあるんですよね。

白井 あそこでそんなに語らなくてもいいと思うんだよね。僕たちが語らなかったら、その分の尺でもっとたくさんおたよりが読めるから。僕はもうタマがありません……。

寺島 白井さんが全然曲を決めないから、もういいよこれで! って僕とスタッフさんで半ば決めて流したこともあったよね。白井さんがネタ切れなら、僕が毎週流したい。

白井 僕の週だけ、好きな映画の紹介をさせて欲しいですね。

寺島 映画のサウンドトラックをかけるとか?

白井 サントラは興味ないんだよなあ。

寺島 面倒だな(笑)。

▼ゆくゆくはアニメ化も……

――意外な収録の裏話はありますか?

寺島 実はこのラジオ、何でもかんでもしゃべっているように見えて、意外とカットが少ないんです。5分まるまる使えない話をして、ばっさりカットされるなんてことは意外とない。効率よく収録しています。

白井 たまーにあるけどね。曲が長めに放送されているときは、流せない話をしすぎてがっつりカットされているとき(笑)。それは、リスナーさんも気づいてるみたいですけど。

――Twitterのハッシュタグの感想ツイートは見られていますか?

寺島 僕は見ますね。

白井 僕も見ます。気になりますからね。

寺島 僕らもオンエアまでどの部分が使われて、どの分がカットされたのか知らないので、ドキドキしながら確認のために聞くんですよ。だいたい使われてますけど(笑)。

白井 ハッシュタグを追っているといろんな感想があって面白いです。

寺島 実況向きのラジオな気がします。量も多くて、数時間経って検索すると、追い切れないですもんね。

白井 トレンド入り目指そうよ。

寺島 そこまでいくと敵も増えるよ……。

――それでは敵を増やさないような(笑)、今後の展望についても教えてください。

白井 まず、7月に初めてのイベントがあります。

寺島 ファンの皆さんが「この番組、公録やって大丈夫か?」って心配してくださっているんですけど。僕らとしては何の問題もないですよね。

白井 どうかな?

寺島 そこは問題ないって言って(笑)。でも、この番組が好きで、受け入れてくださっているお嬢様がたに会えるのは楽しみですね。

白井 どんな方々が聞いてくださっているのか気になりますからね。

寺島 お互い赤裸々ですからね。お嬢様がたも、普段とんでもないメールを送ってくださるから、来るのは恥ずかしいと思うんですよ。

白井 仮面をつけて参加していただくって話もあったからね。

寺島 とにかく、長く続けていきたいですよね。グッズも、モバイルバッテリーとチケットホルダーができましたし。もっといろいろなグッズも開発したいです。声優ですから、ゆくゆくはラジオドラマCDとか。

――オープニングとエンディングで、執事喫茶を舞台にミニドラマが繰り広げられていますしね。

寺島 ラジオ番組から生まれたキャラクターがアニメになることもあるじゃないですか。そいうのを狙っていきたいですよね。すでにかわいいイラストもありますし。

白井 実現のためにも、まずは長く続けなきゃね。

寺島 ゲストの方も呼びたいですよね。同じノリを共有してくださる方で。なんなら声優さんじゃなくてもいいと思います。声優さん同士のラジオはたくさんあるから、世界を広げるために、例えば芸人さんを呼ぶとか。

▼これが男の日常!

――この番組は、男性リスナーさんはいらっしゃるのでしょうか?

寺島 いないんじゃないかな? 今まで採用されたメールにはいらっしゃらなかったと思います。

白井 いたらメールを送ってきて欲しいですよね。絶対に男は好きだと思う。

――最後に、これからリスナーになるという方へ番組のPRをお願いします。

白井 この番組は、ラジオだからって気負ったテンションでしゃべってはいないので、僕たちの日常が垣間見えるんじゃないかなと思います。その中でちょっと下ネタっぽいことも言いますけど、それも男の日常ですから!

寺島 男ってこんなにバカなんだなっていうのがわかるラジオですよね(笑)。30になっても中学生みたいなことをしゃべってる。そんな部分を楽しんでいただければと思います。

白井 男子トークを覗き見しているような感じですね。「声優」っていうのをとっぱらった、僕らの素の部分が全面に出ている番組です。

寺島 そうですね。声優ラジオっぽくない声優ラジオを目指していきたいです。

▼放送情報
『白井 悠介・寺島 惇太 BOYS BAR[S]』
CBCラジオにて毎週土曜24:00~放送中
7/22には名古屋にて公開録音イベントも決定
くわしくは番組内、公式Twitterで告知

番組公式グッズ発売予定
現在、種田優太先生による番組キャラクターのイラストがデザインされた、モバイルバッテリーとチケットホルダーを製作中
発売時期や価格など、詳細は番組にて順次発表予定
(高橋めねぎ)

画像提供:マイナビニュース