映画監督細田守が手掛ける最新作「未来のミライ」が、5月16日(現地時間)にフランスで開催中の「第71カンヌ国際映画祭」の「監督週間」に選出され、2度の公式上映がされた。

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現地には細田監督と同作で主人公・くんちゃんを演じた上白石歌が入り、公式上映舞台あいさつに出席した。

本作は7月20日()開の長編アニメ映画で、4歳の甘えん坊の男の子“くんちゃん”と未来からやってきたミライちゃん”が織りなすちょっと変わった「きょうだい」の物語

今年が開催50の節となる監督週間は、フランス監督協会が催し、カン映画祭から独立した並行部門で、これまでもソフィア・コッポラ、日本人では大島北野武などが選ばれてきた名監督登竜門だ。

今回、1609本もの応募作品の中から20本の長編作品が選ばれたが、アニメーション作品では「未来のミライ」だけが正式招待となった。

1回の上映では、850人もの観客が来場。上映中は、くんちゃんのらんまんなしぐさやそのくるしい表情に何度も笑いが起きていた。

そして2回の上映では、開場30分前から観客で会場入口が見えないほどの長の列をなし、850人キャパの会場は満席の上、100人以上の観客が入れず入場規制まで行われるほどの大盛況となった。

上映中の笑いはもちろん、エンドロールが始まると、スタンディングオベーションと大きな拍手が沸き起こり、エンドロール終了後は大きな歓を受けた細田監督涙目になりながらも観客の援に答えるように会場を何度もおじぎをする一幕もあった。

舞台あいさつを終え、細田監督は「(お客さんの反応を見て)居場所があるんだなという気持ちになり、うるっときちゃいました」と感慨深げ。

続いて「本作は日本の片隅の小さな家族の話ですが、日本から遠く離れた場所にもきっと同じような思いを感じたり、自分の家族を思い出していたりしながら映画を見てくださったのかと思うと感慨深いです。

距離は遠いですが、映画を通してお互いに手を取り合ったような気持ちになりました」とコメント

そして「初めてカンヌに来て、カンヌの懐の深さ、器の大きさみたいなものを感じ、あらためて招待いただいたことを光栄に思います」と笑顔を見せた。

一方、上白石は「今の気持ちを一言でいうと、胸がいっぱいです。2回の上映も監督が隣にいて、上映後はとても良い表情をされていたのが、本当にうれしかったです。

自分の携わった自分も大好きな作品がこうやってたくさん拍手を頂き、良い反応を頂けて本当に幸せです。自信を持って日本の皆さんにもお勧めできる作品になっています」と自信をのぞかせた。(ザテレビジョン

6分間のスタンディングオベーションに感動する細田守監督、上白石萌歌