フランスの伝説的歌手バルバラの人生を通して描かれる激情のドラマ「バルバラ(原題)」が、「バルバラ セーヌの黒いバラ」の邦題で11月に公開されることが決定。あわせて、劇中劇でバルバラを演じた主演のジャンヌ・バリバールが、バルバラ本人になりきった姿を収めたポスター画像がお披露目された。

「黒いワシ」「ナントに雨が降る」などの名曲で知られ、1950年代からシャンソン界の女王として君臨したバルバラ。その謎に満ちた人生を映画かした監督と主演女優は、いつしか愛の迷宮で彷徨う。愛に傷つき、悦び、人生を駆け抜けたバルバラの魂の歌は、やがて2人をバルバラの人生そのものへ取り込んでいく。俳優としても活躍するマチュー・アマルリックが、監督・脚本・出演を兼ねた。

バルバラ役を演じる映画の撮影を控えている女優ブリジットは、バルバラの性格、歌声、ジェスチャーなどすべてを真似て役作りに励んでいた。そのうち、バルバラの存在が自分のなかで大きくなり、心身ともにバルバラに支配されていく。同様に、映画監督イブもバルバラの存在にのめり込んでいく。イブを支配しているのはバルバラか、それともバルバラに扮したブリジットか――。バルバラ本人の貴重な映像を絡めながら、個人のアイデンティティの崩壊と再生を映し出した。

主人公のブリジット役にアマルリック監督の元妻で俳優・歌手のバリバールが扮し、イブ役をアマルリック監督が演じた。ほか、オーロール・クレマンが出演する。

「バルバラ セーヌの黒いバラ」は、11月16日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国で公開。

「バルバラ セーヌの黒いバラ」 ポスター画像