どこも混み合うGWは、あえて出かけずにおうちでまったり過ごす予定というご家庭も多いのではないでしょうか。おうちで遊ぶなら、家族でコミュニケーションを楽しめて知育にもなる「ボードゲーム」はいかがでしょうか? 小さな子どもでも発達段階に合ったボードゲームをチョイスしてあげれば家族で一緒に楽しむことができますよ。 ボードゲームカフェ・ジェリージェリーファミリー志木店店長の鈴木源さんに小学生以下の子どもにぴったりなボードゲームを教えてもらいました。

コミュニケーションを深め、ルールを守る姿勢が育つ

デジタルゲーム機器やスマホのゲームアプリを使いこなす子どもも多い現代。家族の遊びにアナログなボードゲームを取り入れるメリットは? 「大勢で盛り上がることができるボードゲームは、家族間のコミュニケーションを深めてくれる絶好のアイテムです。目の前の相手の表情を読んだり会話しながら進めていくので、自分の考えをまとめて伝える練習にもなるでしょう。またボードゲームを楽しむには、『ルールを守る』『順番を待つ』『途中で投げ出さない』といった決まりごとを受け入れる姿勢も必要になってきます。小さなお子さんでも、遊んでいるうちに自然と身についていきますよ」 ルールに則って進めていくため、物事を順序立てて考える思考訓練にもなるそう。ボードゲームは遊びながらたくさんのことが学べるアイテムなんですね。でも、小さな子どもにゲームのルールを理解してもらうのは難しいのでは? 「教え方のコツは、始める前にゲームに設定されたストーリーを楽しく話してあげること。たとえば、すごろくの『雲の上のユニコーン』は、『雲の上に住んでいるユニコーン達がキラキラ光る星を食べ集めに行くんだよ』という簡単な筋書きを話してあげるだけでも、ぐんと興味を持ってくれます。まずはストーリーで引き付けてしまえば、ルールにもしっかり耳を傾けてくれると思いますよ」 では、さっそく小学生以下の子どもにおすすめのボードゲームを教えてもらいましょう。

■声をひそめて

プレイ人数2〜4人 プレイ時間15分 いくつもの穴があいたチーズのお城を組み立てます。2つのサイコロを同時に降って、出た色の2箇所の穴にスティックを通していきます。その時、お城の上に付けた鈴が鳴ってしまうとスティックを通すことはできません。誰が一番早く自分のスティックを使い切ることができるか競います。 鈴木さん「お子さんのゲームデビューにぴったりなのが『声をひそめて』。難しいルールはなく、サイコロで出た色の穴にスティックを通すだけのシンプルなゲームです。鈴が少しでも鳴ったらアウトなので、みんなでぐっと息をひそめるハラハラ感が味わえます。大人には簡単すぎる場合は、使える指を薬指と親指だけにするなど制限をつけると手加減しやすいです。後になるほどスティックが増えて難しくなっていきますよ」

■ナンジャモンジャ

プレイ人数2~6人 プレイ時間15分 顔から手足が生えた謎の生物“ナンジャモンジャ”。山札から順番にカードをめくり、めくった人がカードに描かれたナンジャモンジャに自由に名前を付けます。以降、同じカードが出たら素早くその名前を思い出して呼びます。先に名前を呼んだ人がカードを獲得でき、最終的に集めたカードの枚数が多い人の勝ちです。 鈴木さん「素早い判断力が問われるナンジャモンジャは、大人も子どもも一緒になって楽しめるゲームです。『くるくるプリンマン』とか『足拭きマットちゃん』とか、子どもが即興で考えたユーモラスな名前が飛び交い、名前を呼ぶだけで大ウケすること間違いなし。ネーミングセンスが問われる大喜利のように楽しめます」

■雲の上のユニコーン

プレイ人数2人〜4人 プレイ時間15分 サイコロを降って出た目の数だけユニコーンが雲の上を進みます。ピンクの雲に止まったらクリスタルがもらえます。プレゼントが描かれた雲に止まったら、誰かにクリスタルをひとつ、共通のストックのなかからプレゼントします。もらった人は必ず「ありがとう」を言うのがルール。たくさんクリスタルを集めたユニコーンの勝ちです。 鈴木さん「4色のユニコーンやキラキラ輝くクリスタル、虹の橋など、子どもを惹きつけるかわいらしいモチーフで構成されたすごろくです。3歳の子でも遊べる簡単なルールが魅力的。ゲームの中でクリスタルをプレゼントして「どうぞ」「ありがとう」のやりとりを体験させることができます」

■ウボンゴ

プレイ人数1〜4人 プレイ時間30分 パズルボードを各1枚持ち、決められたタイルが白い枠にぴったりはまるように埋めていきます。すべてのタイルがうまくはまったら「ウボンゴ!」と叫び、宝石を獲得できます。ボードには難しい面と簡単な面があるので、大人と子どもの対戦でも楽しめます。 鈴木さん「タイルを並べ替えたり裏返したりして、どうやったらはまるのかを考える脳トレ系パズルゲームです。スピード勝負のゲームですが、まずは速さを競わずタイルで形を作ってみるところからはじめましょう。ひとりでも延々と遊べますよ」 子ども向けのボードゲームは見ているだけでワクワクするようなカラフルで賑やかなデザインのものがいっぱい。家族みんなでハマれるボードゲームを見つけて楽しい時間を過ごしてくださいね。(文・宇都宮薫)

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