候補者のなかで唯一英国人でなく、指導経験もない異質の存在

 レアル・マドリードの下部組織、フベニールA(U-19)チームを率いるグティ氏にスコットランド行きの噂が浮上している。レアルのレジェンドは来季から1部昇格を果たすセント・ミレンの監督就任に関心を示していると英公共放送局「BBC」が報じた。

 1995年から2010年までレアルでプレーしたグティ氏。得点力とパスセンスを備えたレフティーはリーガ制覇5回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝も3回経験した。2012年にトルコのベジクタシュで現役を引退し、2013年からレアルの下部組織で指導者としてのキャリアを歩んでいた。

 グティ氏が関心を示すのは今季スコットランド2部のチャンピオンシップを制し、プレミアシップ昇格を勝ち取ったセント・ミレンだ。

 チームを1部に導いたジャック・ロス氏はイングランド3部サンダーランドの新監督に就任することが決まっており、4季ぶりのトップディビジョンでの戦いを控えるなかで新たな指揮官を探している。クラブとグティ氏はすでに連絡を取り合っているという。

 セント・ミレンとして新監督を来週中には決めたいと考えているようで、近く候補者との面談を行うと予想されている。

 グティ氏の他には元ロス・カウンティ監督のジム・マッキンタイヤー氏や元MKドンズのロビー・ニールソン氏、スコットランド1部ハイバーニアンやイングランド3部ロザラムなどを率いたアラン・スタッブス氏、現役時代にセルティックで元日本代表MF中村俊輔と同僚だったギャリー・コールドウェル氏、北アイルランド1部のコールレーンFCのオラン・カーニー監督といった顔ぶれが候補に挙がっている。

 グティ氏は候補の中では唯一英国人ではなく、トップチームでの指揮経験もない異質の存在。レアルではジネディーヌ・ジダン監督の辞任に伴い、その後任として内部昇格の可能性も噂されているなかでその去就に注目が集まる。


(Football ZONE web編集部)

グティ氏がセント・ミレンの監督就任に関心か【写真:Getty Images】