英メディアが日本サッカーの方針を疑問視

 ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕まで残り約1週間となった。日本代表は6大会連続でのW杯出場となるが、本大会の約2カ月前にバヒド・ハリルホジッチ監督を解任するなど迷走を続けるなかで、海外メディアも懐疑的な視線を向けている。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、「監督交代に踏み切った日本のギャンブルはW杯で結果を残すためのものだったのか?」と見出しを打って特集し、日本サッカーの目指す方針に疑問を投げかけている。

「日本サッカー界はこの25年間で急速に発展してきた。1992年にJリーグが誕生してからだ。それまでは設備や組織化されたサッカーの欠如が代表チームに悪影響をもたらしていたため、長い歴史の中でW杯出場権を獲得するに至らなかった。しかし1998年を皮切りに、2002年にホスト国として臨み、その立場を飛躍させてきた。しかし、今やアジアで最もリッチな国となったにもかかわらず、依然として一流の指揮官を一度も招聘できていない上に、近年その成長は停滞している」

 同記事では、日本が近年急成長を遂げてきた一方で、飛躍し切れずにいる苦しい状況も説明。日本のサッカー熱も下降気味になっているなか、「ニシノはこれから日本サッカーの新時代を切り開くために、ベスト16に導き、日出る国に多くのスポットライトが当てられるよう証明しなければならない」と、今後日本が次のステップに進む上で今大会の結果は重要なものになってくることを主張した。

 一方、日本サッカーの発展には、海外からやってくるスーパースターが大きな貢献を果たしてくれることにも期待を寄せている。


スター参戦は「長い目で見れば代表に恩恵」

「ヴィッセル神戸に加入したアンドレス・イニエスタは、急激に国内リーグの認知度を高めることになるだろう。また、フェルナンド・トーレスも日本参戦の実現に迫っている。ロシアでの成功と相まって、彼らの人気を上手く活用できれば、将来子供たちがより一層サッカーのプレーへの興味が増幅していき、それは長い目で見れば代表チームに恩恵をもたらすことになる」

 昨夏に神戸が獲得した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキに続き、イニエスタの加入も決まり、トーレス参戦の可能性も高まっていることから、Jリーグは今や世界でも脚光を浴びるリーグの一つとなっている。その勢いに続くべく、西野ジャパンがロシアの地で結果を残すことができれば、日本サッカーの成長も再び軌道に乗ってくるに違いない。


(Football ZONE web編集部)

ヴィッセル神戸に加入したイニエスタ(左)、サガン鳥栖への加入が噂されているトーレス(右)【写真:Getty Images】