イタリア王者の守備を支えた熟練の右SBがアーセナルの救世主として加入

 ユベントスのスイス代表DFステファン・リヒトシュタイナーは現地時間5日、移籍金ゼロでアーセナルへの完全移籍が決定。ウナイ・エメリ新体制における補強第1号となった。英メディア「sportskeeda」は、「リヒトシュタイナーがアーセナルにもたらす3つのこと」と題して特集。百戦錬磨のベテランについて紹介している。

 記事で一つ目に挙げられたのは、「リーダーシップ」だ。リヒトシュタイナーは若手のリスペクトをつかむ素質があり、チームを牽引することができる。それは、ビッグマッチや大舞台で遺憾なく発揮されると太鼓判を押されている。アーセナルは今季、公式戦で60失点以上を喫したが、これは過去5年間で最も多い。リヒトシュタイナーの加入で、脆弱な守備の改善が期待できるだろう。

 二つ目は「守備カバーの向上」だ。アーセナルは元フランス代表DFバカリ・サニャ(現ベネヴェント)が退団した後、スペイン代表DFエクトル・ベジェリンというタレントに恵まれた。しかし、23歳の右SBは攻撃志向が強く、守備に弱点を抱える。それだけに、リヒトシュタイナーはレギュラーの最右翼となるだけでなく、カバーリングの心構えを学ぶ“教材”としても申し分ない。

 さらに、記事ではスペイン代表DFナチョ・モンレアルやドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィとタッグを組むフランス代表DFローラン・コシエルニーのポジションのカバーもこなすことができると伝えている。


通算500試合以上に出場した経験値は唯一無二

 最後の三つ目は「経験値」。アーセナルに与えることができる最も大きな要素とも言えるだろう。リヒトシュタイナーは、セリエAで絶対的な信頼を寄せられるDFの一人だった。ワールドカップ(W杯)でも3大会にわたってキャプテンを任され、代表通算100試合出場も近づいてきている。2011年から所属した古巣ユベントスでは、7シーズンで通算259試合に出場し、6度のリーグ制覇に貢献した。キャリア通算500試合以上で培ってきた経験値と思考力は唯一無二のレベルだ。

 来季アーセナル復活の鍵を握る一人だけに、ロシアW杯でもぜひともチェックしておきたい存在だ。


(Football ZONE web編集部)

スイス代表DFリヒトシュタイナーが、新天地アーセナルにもたらす「3つの要素」とは?【写真:Getty Images】