「AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙」が6月16日に迫ってきた。今回、速報33位と自身最高のスタートをきった北川綾巴。彼女はSKE48のシングル選抜常連で、チームSのリーダーも務めている。だが、いままでの順位を見ると、最高位は64位、速報でも2年前に獲得した55位。正直なところ選抜総選挙では満足のいく結果が出ていない。そんななか、彼女に今年の選抜総選挙にかける思いを速報発表後に聞いた。

――33位で呼ばれたとき、跳びはねていたのが印象的でした。

綾巴:自分の中では最高位なので、やっぱり嬉しかったんです。それに、周りからの反応も嬉しかったですね。今までは総選挙で「やった!」って思ってもらえなかったんですけど、今年はマネージャーさんも家族も関係者の方も、たくさん言葉をかけてくれたし、自分のことのように喜んでくれる方も多かったので、余計に感慨深い。今のところは毎日ハッピー。浮かれてます。浮かれるなら今しかないから。

――いつもよりテンションも高めですね。

綾巴:うふふ。最近元気なんですよ(笑)。

――とはいえ、そうこうしているうちに本番はやってきます。それまでに、自分なりにやっておきたいことってありますか?

綾巴:今までは、結果が出ない申し訳なさとかで、ガツガツアピールできなかったんです。でも、今回は思っている気持ちを全部さらけ出して。嘘偽りのない本心を出していきたいと思っています。

――ガツガツ行こうと。それは、綾巴さんのなかで心境の変化があった?

綾巴:というより、ファンのみなさんと「悔いなくやろう」って決めているからですね。やっぱりSKE48の10周年イヤーだし、総選挙の開催地はナゴヤドームだし。

――SKE48としては思い入れが違う。

綾巴:はい。だから行けるところまで行きたくて! ファンの方のお尻を叩きまくってます。ペチペチ。

――というと、実際にはどういうことを?

綾巴:不安な気持ちを、ありのままに書いて伝えています。そうすると、温かい言葉でこたえてくれるので。あとは、本番までに直接話せる機会(握手会など)があるから、そこでも気持ちをまっすぐ伝えたいと思ってます。ファンの方が話しかけてくるのをぶった切るくらいの勢いで(笑)!

――本当にやるかどうかは置いておいて、そのガツガツ感は大事ですね(笑)。そして不安というと、ランクダウンしてしまうことかと。

綾巴:はい。何が怖いってそれです。これまでの総選挙って、みなさんに毎回毎回期待をさせるだけさせて…………全然な結果なので(苦笑)。みなさんの期待にこたえられないことが一番怖い。基本ネガティブだから、そっちにばかり気がいっちゃいますね。

――綾巴さんは、SKE48加入当初から“期待”されているメンバーのひとりですからね。ただ……今は後輩に抜かれてしまったような形にも見えてしまう。

綾巴:はい。私と宮前杏実ちゃん(卒業生)は、「12月のカンガルー」で珠理奈さんと玲奈さん(松井玲奈/卒業生)に続いてのセンターをやらせていただいたんですけど。私の時はダブルセンターだったので、ゆなな(小畑優奈)が3人目のセンターみたいな見え方になっているような気がして。正直、忘れられちゃっているように思います。実はすごく悲しくて、なんとも言えない気持ちなんですよね。それもあって、余計にいろいろ考えちゃいます。期待にこたえたいって。

――でも、それが今の闘志に繋がっているのかも。

綾巴:昨年と一昨年は2年連続64位だったので、今回はそれじゃあ満足できないですよね。とにかく下がりたくない。目標は選抜で、珠理奈さんたちと同じ曲を歌えたら嬉しいなって思っているんですけど、そこに届かなかったとしても、33位より上の順位で呼ばれたいです。今年こそ、結果を残せる総選挙にしたい!

――目標を達成できたら、やってみたいことってあるんですか?

綾巴:18歳くらいのときからずっと言っているんですけど、写真集を出したいんですよ。ただ、出すにも総選挙の順位って大事らしくて。今の私には出すことが叶わないので、選抜になって叶えたいです。

――改めて、順位が持つ力を感じました。夢を叶えるためにもいい順位を目指したいですね。

綾巴:順位って、写真集もそうですけど、SKE48を卒業したあとにも大切になると思うんです。それくらい、かけがえのないものなので。一緒に掴んでほしいと思います!

取材・文/松本まゆげ

北川綾巴