●夏といえばビールでしょ!

季節は初夏。だんだん気温も上がってきて、いよいよアレが楽しみな時期がやってきました。

え? アレってなにかって?

決まってるじゃないですか! 暑い中で飲む、キンキンに冷やしたビールですよ!!

真夏に飲む冷えたビールは個人的に、人生の快楽TOP3に入るんじゃないかと思っているのですが、そんなビールライフをより充実させるため、今回はちょっとおもしろい製品を試してみることにしました。

こちらのカクテルビールサーバー「GH-BEERL」です!

○カクテルビールサーバーって?

そうです、ビール好きなら誰しも憧れる、レバーをぐいっとひねってビールがドドドッと出てくるアレを、いつでもどこでも実現できてしまう夢のようなガジェットなのです。

ビール樽がモチーフになったデザインがまたおしゃれ。本体サイズはW203×H460×D218mmと意外にコンパクトだし、単三形乾電池×2本で動くため、気軽に屋外に持っていき、BBQなどで使うこともできそう。

しかもこいつはただのビールサーバーではありません。なんと、中のタンクが左右に分かれていて、缶ビールと缶やペットボトルのジュースを1本ずつ入れることができるのです!

どういうことかというと、缶ビールとジュースを1本ずつ入れてレバーをひねると、ビールとジュースを混ぜて好きなビアカクテルを作ることができるというわけ! ブレンドの配合はスイッチで切り替えられ、ビールだけを出す、ジュースだけを出すということも可能です。

さらにすごいのは、超音波によって本体内部の飲料を1秒間に4万回振動させ、クリーミーな泡を作り出せること。混ぜるだけなら手やスプーンでもできなくはないですが、泡となるとビールサーバーがないと難しいですよね。

どうですか、これ。すばらしくない?

……ただ、ビアカクテルといっても、なにを混ぜればいいのかよくわからないという人もいると思います。

そこで今回、実際にビールとジュースをいろいろ混ぜてみて、おすすめのビアカクテルを検証してみたいと思います!

ちょうどホームパーティー(言ってみたかったセリフなんだな、コレ)の予定があったので、参加してくれた友人たちにも協力してもらいました。

●とりあえず王道っぽいジュースを混ぜてみる
○ビール×トマトジュース

まずはビールとトマトジュースです。なんでいきなりトマトジュース? と思われるかもしれませんが、ビールとトマトジュースを混ぜたカクテルは「レッドアイ」という正式名称があり、居酒屋やバーなどでも出しているドリンクなのです。それに夏といえばトマト。夏っぽいもの同士のかけ合わせで、夏っぽいビアカクテルができそうじゃないですか。

間違いなくおいしい! はずなのですが……どうでしょう?

Aさん:ああー! たしかにレッドアイだこれ。色もきれい。アリアリ。

Bくん:おいしい!! 泡があると「ただ混ぜただけじゃないぞ」感があっていい。

Cさん:どっちかを多くすると味が偏る気がするから、半々くらいがちょうどいい気がする。

……ということで、無難に好評でした! 筆者も飲んでみましたが、トマト強めが好みかなーと。泡はあってもなくてもおいしい! いろいろ試して好みの配分を見つけられるのもいいですね。
○ビール×オレンジジュース

ビールの苦味って、どこか柑橘系のフルーツに通じるものがある気がしません? ボクだけですか、そうですか。でも思いついてしまったので、つぎはオレンジジュースとの相性をチェックします。

本当は100%生ジュースにすべきなのかもしれませんが、ちょうどいいのがなかったので、濃縮還元のオレンジジュースをチョイス。

色はどっちも黄色系で、混ぜるとほぼオレンジジュースの色になります。味のほうは……!?

Aさん:おいしい! けど、これどこかで飲んだことあるような……。

Bくん:既視感のある味だね……なんだっけか……。

Cさん:あ! わかった! ファ◯タだ! ファ◯タオレンジ!!

○ビール×乳酸菌飲料

ビールに乳酸菌飲料を混ぜると味が消えると聞いたことがあったので、試してみたくなりました。半々で混ぜると、色はほんのりビールの黄色が混ざった白になります。なにを混ぜても、ジュース側の色に染まるので、ビールって意外と色が薄いんだなぁと思いました。

さて、気になる味は……。

Aさん:あれ、おいしいよ? ぜんぜん味消えてない。ただ、ビールの苦味はたしかに消えたかも。なんだろう、ビールではない「なにか」になった……。

Bくん:うーーーーん……味薄くない? 個人的にはちょっと……。別々で飲んだほうが好きかなあ。

Cさん:私は好き。飲みやすいし、こういうカクテルだと思えば。

噂の「味が消える」現象は起きませんでしたが、苦味はかなりなくなりました。ビールの苦味がきらいな人は試してみてもいいかもしれません。そこまでするなら違うもの飲めばいいような気もしますが……。個人的には、アリです。
○ビール×フルーツミックスジュース

つぎはフルーツジュース! フルーツといってもミックスジュースで、しかも100%ジュースでもない。あの人工的な甘さがビールと結びついたときにどうなるのか?

Aさん:香りがヘンじゃない? なんか、なんともいえない微妙な感じが……。あ、でも味はふつうだ。けっこう飲める。

Bくん:むしろこれが一番好きかも。ビールの要素はぜんぜんないけど、ビアカクテルとしてはアリじゃないかなー。

Cさん:なんか……うん、まぁ、これはちょっといいかな……。

賛否が分かれました。たしかに中途半端というか、けっして飲めないわけではないんだけども、あえてこれじゃなくてもという感じ。でもBくんはこの「なんともいえない感」がツボに入ったらしく、気になる人は一度試してみてもいいのでは?

●ゲテモノ!? にも挑戦
○ビール×コーヒー

調子に乗ってきたので、どんどん混ぜていきましょう。つぎはコーヒー! ちなみに今回混ぜたのは無糖のコーヒーです。色は深みのある三層のグラデーションで美しい。というか、こういうビールなかったっけ。

Aさん:うーーーーーん……??

Bくん:一瞬だけ黒ビール感があったけど、やっぱりコーヒーだ、これ。

Cさん:コーヒー感が強すぎるので、もっとコーヒーを控えめにすると黒ビールのパチもんとして楽しめそう。

パチもんて(笑)。GH-BEERLはビールとジュースそれぞれの比率も調整できるので、ビールを多めにブレンドするとおいしく飲めそうでした。
○ビール×牛乳

乳酸菌飲料がいけたんだから、これもいけるでしょ! ということで牛乳ブレンドにトライ! 色は乳酸菌飲料を混ぜたとき以上に完全なる「白」。ビールの面影ゼロ! 味のほうは……。

Aさん:……。

Bくん:……。

Cさん:……。

口当たりからのどごしに至るまで、あまりにも「未知」の感覚すぎてコメントできない面々。乳酸菌飲料のときと同じく、ビールのスッキリ感と牛乳ならではのコクの両方が相殺された結果、ビールでも牛乳でもない謎の味わいに変化しているのですが、さらに乳酸菌飲料よりも味がぼやけていて、どうしちゃったのかわかりません。一言でいうと「虚無」。

この味に慣れることはきっとないでしょう。別々に飲みたい。
○最後はあの飲み物、魔法の世界に挑戦!

このへんでさらなる冒険をしたくなってきた我々。最後になにか変わったやつを……ということで、チャレンジしたのが「バタービール」です。ご存知、「ハリー・ポッター」シリーズに登場する飲み物で、インターネットで検索してみるといろいろなレシピが見つかります。

今回はその中から、ジンジャーエールと牛乳とメープルシロップを使ったレシピでバタービール作りに挑戦してみることにしました。

基本的には「ビールといいつつノンアルコール」「めっちゃ甘い」という飲み物っぽい。ハリー・ポッターでは熱々で登場しましたが、今回は夏なので冷えたバタービールにしたいと思います。

使用する材料はバタービールだけにバターと、ジンジャーエールに牛乳。牛乳は紙パックのままだとGH-BEERLに入らないので、ペットボトルに移し替えました。

ここに先ほどのバター(を溶かしたもの)とメープルシロップを入れて、バタービールの「素」を作ります。

ペットボトルの口が小さくて入れにくい……バターをこぼすと大惨事なので、アルミホイルで漏斗(ろうと)を作って入れていきます。天才!!

うわあああああああ!!

見ていた友人からも悲鳴が上がりました。だいたいこういうフラグをきっちり回収してしまうのがボク。

気を取り直して、最後はメープルシロップを投入!これで準備は完了。GH-BEERLの片方にジンジャーエール、もう片方にこのバタービールの素を入れて、いざ泡立て!

白っ

泡は立ちすぎるくらい立ったけど、白くない? ジンジャーエールとメープルシロップ成分はどこいったよ。

飲んでみても、やはり牛乳の味が強すぎます……。明らかに配合を間違えている気がする。

こんなときはGH-BEERLのブレンド割合を変更! ジンジャーエールをより多めに出してみます。

おお、ちょっと色づいた! 飲んでみるとたしかにジンジャーエールの香りとピリッとした味が増しました。

……が、甘みが足りない……。

どうやらメープルシロップが牛乳と混ざらず沈殿してしまったようです。手動でメープルシロップをグラスに追加すると無事甘くなりました。そうか、バタービールが熱々なのは、このへんの素材が溶けて混ざりやすいという理由もあるのかな……。

Aさん:メープルシロップを入れると、まぁまぁいける。

Bくん:正直、ジンジャーエール単体で飲みたい。

Cさん:苦労して作ったものが必ずしもおいしいわけじゃないんだね。

…………orz…………

ですがせっかく作ったのだから、全部いただかなくてはもったいない。それにあれだけ苦労したんだもの。おいしくないってことはないんじゃない? ぐびり。……どんどん記憶と味覚が美化されていきます。これに費やした時間も、ぶっくぶくの泡も、明らかに入れすぎて強烈に香りたつ牛乳も、なんだかすべてが愛おしい。そうか、これは……これが……

○今回のチャレンジを振り返って

いろいろ試してきましたが、やはり定番のトマトジュースは間違いないですね。それから乳酸菌飲料も、ビール感はなくなりますが、事前の予想に反してけっこういけると思いました。

オレンジジュースやフルーツミックスジュースは好みが分かれる感じですが、フルーツ感が強いので配合の比率次第でアレンジが効きそうです。半々よりはちょっとビール感を強めたほうが、フルーツビールみたいになって良さそうかも。泡を作ったほうがいいのかどうかも含め、研究のしがいがありそうな組み合わせでした。

おそらくビールやジュースの銘柄によっても味はがらりと変わると思うので、今回の検証はあくまで参考程度ということでお願いします。

バタービールは……悪いこといわないから、GH-BEERLでは作らないほうがいい! なんでも向き不向きってもんがある!

ビールとジュースでいろいろ楽しめるカクテルビールサーバー「GH-BEERL」。友人と一緒にこの夏、「究極のビアカクテル」を探求してみては?
(山田井ユウキ)

画像提供:マイナビニュース