小学校への入学祝いには勉強机を買ってもらったという方も多いだろう。はじめての自分だけのツール。机に向かって何かに集中的に取り組むということを学ぶ最初の時期だけに、その後の習慣を身に付ける上でも重要なツールだ。懐かしさはあるもののかさばる机は、もう残っていない。しかし、ノートPCならば、そのなかに記録されるデータも相まって長く子供の学習の相棒、延いては大人になってからもそのツールは必要になってくる。
富士通クライアントコンピューティングは12日、"はじめて自分用のPCを持つ子ども"を想定した小学生向けに設計、開発されたノートPCの新製品「LIFEBOOK」(LH55/C2、LH35/C2)の発売(7月下旬販売)を発表した。国内で子供向けに設計・開発を行った初のノートPCになるという。

ツールを堅牢に保護するお道具箱(同社資料より)

しっかりとマウスや電源ケーブルが固定してパソコンが収まるお道具箱は頑丈そうだが、姿勢や場面など実際の使い方を調査したうえで本体のスピーカーを配置するなど徹底した作り込みを行っている。道具を整理してしっかり配置していく習慣が実は非常に大事な心構えであることは大人になってから気づかされることがある。仕事をしっかりと熟す職人がツールに拘りを持つのは良く聞く話だ。

難解になりがちなハードウェアだが、メーカーのメッセージは昔からさりげなく施されている。滑り止めのラバー素材やブルーカット対応14型ノングレア液晶、ディスプレイには旭硝子(AGC)の化学強化ガラスDragontrail。天板全面の加圧堅牢性と破壊しやすい子供であっても、できるだけ長く使える相棒になれるよう設計している。

"はじめての「じぶん」パソコン"には、子供向けに特製されたパソコンマニュアルや学年別の教科ドリルが標準で搭載されている。教材開発に70年の実績を持つ学研のスマートドリルやオンライン英会話や学習支援サービス 「FMV まなびナビ」など何層にも多様なソフトウェア教材を搭載している。もちろん2020年にスタートするプログラミング教育への対応も充実を図っている。"480"ものプログラミング基礎レッスンを提供する「QUREO」(サイバーエージェント)、ビジュアルプログラミングや創作性も取り込んだ「プログラミングゼミ」(ディー・エヌ・エー)など開発エンジニアやクリエイターを多数揃える企業が提供するプログラミング教材も搭載している。

"机"とは異なりパソコンはどう使うか?がより大切になる。現在のパソコンの能力は20年前とは比較にならないがために、その恩恵を忘れがちだが、複数のソフトを画面に立ち上げて同時並行に処理することなど難なく行える。使いこなす子供は適切な教材と好奇心というエンジンを用いたセルフラーニングでどんどんと駆け上がっていくだろう
(長岡弥太郎)

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