「男性優位」と言われてきた日本の銀行界で女性を幹部に登用する動きが広がっている。三菱UFJ銀行ではブランド戦略などを担うコーポレート・コミュニケーション部長の南里彩子氏(49)が6月27日付で日本人女性で2人目となる執行役員に昇格。みずほ銀行や三井住友銀行もすでに複数の女性役員が誕生している。

 南里氏は法人営業などでキャリアを積み上げ、「早くから幹部候補と目されてきた」(関係者)。2005年に社内に設置された女性活躍推進ワーキンググループの初代メンバーも務めた。娘2人の母親でもある。

 政府は20年までに企業などで指導的地位に占める女性の比率を3割に引き上げる目標を掲げている。各行とも女性登用の数値目標を設け、子育て支援などに力を入れる。