【ロサンゼルス時事】世界最大級のゲーム見本市「E3」が12日開幕した。家庭用ゲーム市場が活気を取り戻しつつある中、スマートフォン向けゲームとの連動など、各社は利用者の裾野を広げようと知恵を絞る。期間は14日まで。6万人以上の来場を見込む。

 家庭用ゲーム市場の復調の立役者は、任天堂のゲーム機「ニンテンドースイッチ」だ。据え置き型でも携帯型でも遊べる利便性が受けて、昨年度は世界で1500万台を売り上げた。今年11月にはスマホ向けの人気ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」と連動させた新作ソフトが投入される。スマホゲームの利用者を取り込む狙いがありそうだ。

 マイクロソフトは、身体に障害のある人でもゲームを楽しめるコントローラーを展示し、注目を集めた。ボタンやジョイスティックなど複数の入力装置を用意。組み合わせることで「障害の状態に応じたコントローラーをつくることができる」(担当者)といい、今週予約を開始した。9月に発売する。

 ゲームに入り込んだような感覚が味わえる仮想現実(VR)関連では、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが「プレイステーション4」につなげて遊ぶゴーグル型端末の体験コーナーを設置。交流サイト(SNS)最大手フェイスブック傘下のオキュラスは、ゲーム機につながずに遊べるゴーグル型端末をアピールした。

 VR端末は高価格が普及の障害だったが、オキュラスは日本円で2万円台に抑えたことで「ゲームチェンジャー(形勢を一変させる商品)になる」(業界関係者)と期待されている。 

〔写真説明〕米ゲーム見本市「E3」で、オキュラスのゴーグル型の仮想現実(VR)端末を試す来場者=12日、米ロサンゼルス

米ゲーム見本市「E3」で、オキュラスのゴーグル型の仮想現実(VR)端末を試す来場者=12日、米ロサンゼルス