山本寛斎がプロデュースする日本元気プロジェクト2018「スーパーエネルギー!!」が2018年6月9日に開催され、会場となった六本木ヒルズアリーナには、梅雨時にもかかわらず約1万人もの来場者が集まった。

旭酒造が手がける「獺祭フードエリア」、福島と熊本で灯すLOVE FOR NIPPON のメッセージキャンドルのラベル制作、ラモス瑠偉によるサッカーのワークショップ、オロナミンCによる「元気ハツラツ!」大きな声を叫ぶコンテスト、寛斎がデザインした新型京成スカイライナーのミニチュア版の乗車体験、ミニショベルカーの操縦体験、腰が楽になるサポートジャケットの試着体験など、どれも大賑わい。老若男女誰もが楽しめるプログラムが満載だった。

アリーナ内は、全国823名の参加者が一針一針手縫いで制作した巨大キルトタペストリーやいけばな草月流の竹の装飾と福島県双葉町のダルマ提灯で彩られ、16:00と19:00の2回行われた山本寛斎渾身のメインイベントでは、開場前より山本寛斎のアーカイブ衣装を纏った通称「阿吽像」が微動だにせずに観客を待ち構える。向かって左側には「TOKYO POP(吽行)」、これはデヴィッド・ボウイが自身のツアーに山本寛斎の衣装を採用した時のレプリカ。向かって右側には「凧絵(阿形)」が鎮座した。

イベントは世界的ギタリスト・作曲家・音楽プロデューサーのマーティ・フリードマンのギターによる「上を向いて歩こう」へと繋がる。そこに鈴木瑛美子の力強いヴォーカルが加わり、魂のシャウト。エネルギッシュなコラボレーションを展開した。

続いて勇壮な和太鼓の轟き! 熊本市立必由館高等学校和太鼓部の皆さんが演奏。みんな満面の笑みで、ハツラツと元気なパフォーマンスを繰り広げた。

「おてもやん」の歌と和太鼓、笛、ギターで盛り上がる中、モデルたちがステージ上に登場。寛斎はこの服のデザインを、江戸の町火消しが半纏の上に纏う被布半纏を中心に、“寛斎流町火消し”を表現した。服の要所要所に姫路レザー(姫革)を使用。姫路の皮革産業の起源は弥生時代後期という説もあり、その歴史に裏付けられた技術力は海外からも高く評価されているとか。服に施された色彩豊かなグラフィティアートは、エプソンの最先端技術によるもの。また、足元はオニツカタイガーのスニーカーなど先進と革新が表現された。

タレントのハリー杉山の司会により、モデルの秋元梢、KANSAI SHOW歴代最多出演モデルの森舞子、2013ミスインターナションル日本代表の高橋有紀子、歌手・モデル・女優の土屋アンナ、タレントのバーンズ勇気、そして一般参加として八重洲ゴルフライフの鈴木節子が登場。去年の暮れには箸を持ち上げることもできなかったが見事に復活、元気をみなさんに返したいと参加したという。華やかなラインナップ後、音楽に合わせて客席を練り歩き、ポーズをとったり、観客とハイタッチしたり。会場が一気に活気付いた。

髪を編み込み、空手着姿で全日本空手同連盟ナショナルチームの3人(平紗枝、武儀山舞、石橋咲織)が登場し、真剣な眼差しで型と組み技のパフォーマンスを披露。勇ましい掛け声とスペクタクルな技に拍手が湧いた。

「寛斎の服は人を見せるために存在する、主役は人」というテーマのもと、最高にカッコいい「元氣なセビロ」が制作された。北極冒険家の荻田泰永、外交評論家の岡本行夫、元サッカー日本代表ラモス瑠偉、プロスキーヤー・冒険家・クラーク記念国際高等学校 校長の三浦雄一郎、そして演出家・テレビプロデューサーのテリー伊藤だ。挑戦に満ちた5人がこの背広を着て登場。1890年代にイギリス紳士が着用したディナージャケットをベースに、御幸毛織の服地を使用。服全体に熊本県の尚絅高等学校書道部部長の谷山瑠理佳が書いた、大きな“元氣”の字が踊っている。“ヘンタイ”と名付けられたネクタイは成田久氏の手による世界でたった一つのオリジナル。

ここで、山本寛斎74歳は来年、荻田と北極行きに挑戦すると発表が! クラーク記念国際高等学校の生徒が合唱で力強く応援した。

はなわちえによるパワフルな津軽三味線が始まり、マーティ・フリードマンのギターとのセッションが始まり、和とロックが融合。その演奏をバックに、アンミカの紹介で寛斎モデルが登場。伝説のスタイリストの高橋靖子、アーティストのCANDLE JUNE、ミャンマーから来たチャレンジャーのLALA、セネガルのサバールパーカッション奏者のWagane Ndiaye Rose、プロフィギュアスケーターの安藤美姫、歌手・モデルの秀香と、個性派揃いだ。彼らの服は熊手がテーマ。チェコのプレシオサ社のボヘミアグラスを使い、招き猫や熊手を中心に金色に輝く大判小判や、カラフルな縁起物を刺繍。キラキラと虹色に輝き、ポップに主張。なんとも元気をもらえる服だ。

ハミングしながら、黄色いガーベラを持った鈴木瑛美子と子供達が登場。竹馬に乗った子供達が舞台を囲み、みんなで合唱。席にもガーベラが配られた。この日、モデルで山本寛斎の英語教師でもあるイギリス出身のAmanda Brownと、フィアンセのMAKOTOが結婚式をこの場で挙げることに。「ジュピター」の歌に乗って、黄色の旗と華やかな隊列とともに花嫁花婿が登場。華麗で壮大、宇宙の根源的な力を感じる挙式。寛斎流の婚礼式ドレスは、日光東照宮のような豪華絢爛さと、熊手の極彩色の眩しさから発想。刺繍作家の小林モー子が福の神や小判、注連縄などの立体的なモチーフを、フリンジで飾られた白のドレスに刺繍した。常識や形にとらわれない、まさに寛斎流。二人を祝福して、観客も花を左右に振った。

フィナーレではあちこちで大きな旗が振られ、東北、熊本をはじめ日本中、世界中に向けて、奄美大島出身の歌手、里アンナの歌と三三七拍子で大いにエールを送った。モデルたちは客席を練り歩き、観客も三三七拍子。熱気は最高潮を迎え、寛斎は「ありがとうございました!」と大声でお礼。多くの観客・参加者は、明日を生きる希望、勇気 元気をもらえたことだろう。