アニメーション映画『君の名は。』(2016年)の新海誠監督の娘で、映画・ドラマ・CMで広く活躍する子役の新津ちせ(8)が、映画『駅までの道をおしえて』(2019年公開予定)で、初主演を務めることがわかった。

【写真】いちごと枝豆とプリンが大好きな小学2年生の新津ちせ

 同映画は、直木賞作家・伊集院静氏の同名小説(講談社文庫)が原作。主人公・サヤカ(新津)は、愛犬ルーを亡くしたことを受け入れることができず、いつまでもルーの帰りを待っている少女。そんなサヤカと、幼き息子を亡くした経験を持つ老人・フセコウタローが出会い、互いに胸に抱えた“命の喪失感”を二人の絆で温かい思い出に変えていく、ささやかな奇跡のストーリー。原作には、赤い京急電車が象徴的に登場し、物語の重要な役割を担っていることもあり、今年創立120周年を迎える京急電鉄が全面的に協力する。伊集院氏の小説が映画化されるのは、映画『機関車先生』(04年公開)以来、15年ぶりとなる。

 主演に抜てきされた新津は、2014年、東宝ミュージカル『ミス・サイゴン』タム役としてデビュー。映画『3月のライオン』川本モモ役や、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』謎の少女・ちびちび役などでも出演し、新世代の子役として注目されているが、本作ではオーディションで役を勝ち取った。

 サヤカ役のオーディションは、2017年春、一般公募という形で告知され、4次審査まで行われた。3ヶ月間におよぶオーディションの結果、当時小学1年生だった新津に決定。撮影は、丸1年という時間をかけ、季節を追いながら、時系列に沿ってじっくり撮るという、近年の日本映画には珍しいスタイルで行われ、少女の成長がリアルタイムに感じられる作品となっている。

■新津ちせのコメント

 「サヤカ役を演じます、新津ちせです。サヤカは、元気いっぱいで、犬が大好きで、心のやさしい女の子です。わたしも、犬が大好きなので、サヤカ役に決まった時は本当にうれしかったです! 撮影中、ルーと一緒に過ごせることがとっても幸せで、毎日いろんな発見があります。ルーと一緒にいっぱい走りまわっているので、ちょっと足がはやくなったような気がして、楽しいです。元気に、一生けんめいがんばります」
伊集院静氏の『駅までの道をおしえて』映画化(2019年秋公開予定)。新津ちせが映画初主演(C)2018映画『駅までの道をおしえて』製作委員会