【カイロ時事】イエメン内戦に軍事介入し、ハディ暫定政権を支援するサウジアラビア主導の連合軍は13日、親イランの反政府勢力が支配する西部ホデイダの奪還作戦を開始した。イエメンでは約840万人が飢餓に苦しみ、「世界最悪の人道危機」(国連)が深刻化。支援物資などの搬入拠点となっているホデイダで戦闘が激化すれば、危機が一段と悪化する恐れがある。

 紅海沿岸のホデイダは、イエメン向け支援物資の約7割が荷揚げされる要衝で、イスラム教シーア派系武装組織フーシ派が掌握している。サウジなどはイランからホデイダを通じてフーシ派に武器が密輸されていると主張し、制圧を目指してきた。

 中東のテレビ局アルアラビーヤによれば、暫定政権側は声明で「ホデイダ港の解放はフーシ派崩壊の始まりだ。イエメン人の流血を招いたイランとの関係を断ち切ることになる」と強調。「平和的解決の手段は尽くされた」と軍事攻撃を正当化した。 

〔写真説明〕イエメン西部ホデイダ周辺に集結した暫定政権側部隊=6日(AFP時事)

イエメン西部ホデイダ周辺に集結した暫定政権側部隊=6日(AFP時事)