5月に2022年まで契約延長するも、W杯開幕直前にレアルの新監督就任が発表

 ロシア・ワールドカップ(W杯)優勝候補の一角、スペイン代表に激震が走った。スペインサッカー連盟(RFEF)は13日、本大会開幕前日にフレン・ロペテギ監督の電撃解任を決定した。

 ロペテギ監督に関しては、12日にロシアW杯終了後にレアル・マドリードの新監督になることが突如として発表されていた。5月22日にRFEFと2022年までの契約延長を果たしていたばかりだっただけに、衝撃の監督人事となった。

 この騒動に端を発し、事態は急展開を迎えた。RFEFのルイス・マヌエル・ルビアレス・ベハル会長はロシアW杯前日となる13日に記者会見を開き、「我々は代表監督と決別した。我々は彼の幸運を祈る。スペイン協会は彼の仕事をさらに向上させないといけない。スペイン代表はすべての国民にとってのものだ。W杯まで2、3日でこんなこと(レアル監督就任)はできない。我々はこの決断を強いられた」とコメント。解任に至った理由を説明した。

 ロペテギ監督がRFEF側に何の相談もなく正式にレアルの監督就任を決めたことが軋轢を生んだようだ。


就任後20試合で14勝6分と無敗も…

 開幕を翌日に控えたなかでの電撃解任。データ分析会社「オプタ」のツイッターでは、ロペテギがW杯開幕29時間前に解任されたことをレポートし、「青天の霹靂」とその衝撃を伝えた。2016年欧州選手権後に就任した51歳は20試合を指揮し、14勝6分といまだ無敗でロシア大会を迎えていた。

 また、ファンからは「(ロペテギ監督)自らが招いたことだ」「スペインにとっては最悪のシナリオだ」などという意見が送られている。スペインメディアの報道によれば、キャプテンのDFセルヒオ・ラモスら選手は監督続投を希望して説得に動いたというが、影響を及ぼすことはできなかったようだ。

 後任については決まり次第、改めて発表されるという。しかし、15日のグループリーグ初戦ポルトガル戦までわずか2日しかない状況。2010年の南アフリカ大会以来、2大会ぶりに優勝を目指す“ラ・ロハ(代表チームの愛称)”は混乱の中で開幕を迎えることになった。(Football ZONE web編集部)

スペイン代表監督を電撃解任されたロペテギ氏【写真:Getty Images】