自ら「女好きは病気や、死ぬまで治らん」と公言し、交際した美女4千人に貢いだお金は30億円。“紀州のドン・ファン”の異名を取る資産家・野崎幸助氏(77歳)が5月24日夜、和歌山県田辺市の自宅で死亡しているのが発見された。

県警は死因を急性覚醒剤中毒と発表し、生前の野崎氏に覚醒剤の使用歴がなかったことから、不審死として捜査を進めている。

死の真相は捜査の進展を待つのみだが、地元で聞き込みをすると、ドン・ファンの“伝説”が出るわ、出るわ—―。

「若い女性が『変なおじさんに結婚を迫られた』と半ベソで店内に逃げ込んでくることが何度もありました。表をのぞくと、野崎さんが片っ端から女性に声をかけまくっていました(苦笑)」(JR紀伊田辺駅前の喫茶店店主)

「ここらじゃ見ないような、モデル級の美人がタクシーに乗ってくることが何度もあり、行き先は決まって野崎邸でした」(地元タクシードライバー)

「経営する会社の求人広告の条件は、たいがい25歳以下、身長165cm以上の女性。若くてすらっとした美女が好きで、入社させては手をつけ、落とした女性にはマンションをあてがって囲っていました。全盛期は日替わりであちこちの“愛人マンション”に帰っていましたね」(近隣住民)

また、ドン・ファンとは数十年来の付き合いだという地元建設業関係者からは、こんな破天荒なエピソードも。

「数年前、今の奥さんとは違うスタイル抜群の美人との結婚が決まったんですが、いざ婚姻届を出そうと役所に行ったら、その前の奥さんとの離婚届がまだ提出されていなかった。危うく重婚になるところだったんです(笑)。怒った女性はその場で荷物をまとめて帰ってしまいました」

若い頃は背の低いぽっちゃり女性を口説くことが多かったというが、長身美女へと好みが移ったのにも理由がある。

「野崎さんはある時期から、女性のオナニーを鑑賞するのが好きになった。それには脚の長い女性がよかったんでしょう。レズプレイも好きで、あるとき電話で呼び出されて野崎邸に行くと、寝室で美女ふたりのプレイをニコニコと眺めていました。しかも僕の顔を見ると、『おい、間に入って3Pやってくれ』と…。さすがに断りましたが、本当に驚きました」(建設業関係者)

ただ、最近はそんなドン・ファンに衰えが見えたという。

「高利貸しで財産を築いた人ですから人を見る目はあり、返済能力の有無など一発で見抜いてしまう。だから女性の見極めも確かで、自分に優しくしてくれる相手を選んでいたんです。ところが、晩年の交際相手には、脳梗塞(こうそく)を患った野崎さんの体調にまるで無関心という女性も少なくなかった。ドン・ファンも寄る年波には勝てなかったのかもしれません」(建設業関係者)

こうして「死ぬまで治らない」女好きが、最後はあだとなってしまったのだろうか…。

(取材・文・撮影/ボールルーム)

「死ぬまで治らない」女好き――不審死した紀州のドン・ファンの規格外すぎる性豪伝説