昭和に誕生した国産の“旧車”を買い求める人が増加中。走らせるためにはそれなりのドライビング技術やクルマの構造の理解、さらには整備の技術、手間まで求められる旧車が再び脚光を浴びている。今回はその当時、流行したカー用品やアクセサリなど懐かしの自動車周辺機器に注目した。

◆自分色に染め上げたドライブグッズたち

 一般家庭にも広くクルマが普及していった昭和。当時は自由度が高く、オプションパーツを駆使すれば、自分だけのクルマにカスタマイズすることができた。がそんななか、全国に大型のカー用品店が続々とオープンすると、「愛車を個性的にしたい」と意気込む人も急増した。

 ハンドルやバスケットシート、インテリア関連、タイヤ、ミラー、電装系に手を入れるのは当たり前。多くの人が部屋を飾る感覚で、車内を自分色に染め上げていったアイテムの数々を紹介しよう。

<車の芳香剤>

 オール阪神・巨人が出演していた「クルマにポピー」のCMでおなじみの芳香剤『グレイスメイトポピー』。車の芳香剤はロングセラーとなった。

<カーコンピューター>

 燃費、速度などをデジタル表示できるカーメイトのカーコンピュータは画期的。マニアの間で人気となった。

<ハンドル交換>

 当時のクルマはエアバッグの装備がなかったのでステアリングの交換は簡単。海外ブランドが人気だった。

◆リトラクタブルライトはスポーツカーの象徴だった

 リトラクタブルライトは、スーパーカーブームをきっかけに広く知られるようになったヘッドライト。“格納式前照灯”とも呼ばれ、消灯時はボンネットに収まり、点灯したときだけ露出する仕組みとなっている。

 スーパーカーブームの後、真っ先にリトラクタブルライトを採用した国産車は、昭和53年発売のサバンナRX‐7。スタイルもポルシェにそっくりで、国産スポーツカースタイルのエポックとなった。しかしその後、セリカXX、スタリオン、2代目プレリュードなどが採用し、大変な話題と人気を集めたが、現在では対人事故の際、対象に重度の傷害を与える恐れがあるとして、安全基準の問題から新規開発・販売が行われなくなっている。

◆なつかしのカーオーディオ

 国産車に純正オーディオが搭載されたのは昭和30年代に入ってから。最初に搭載されたのは、真空管式のAMラジオだった。その後、一世を風靡したのが8トラックカセットテープ。これで好きな音楽を車内で楽しめるようになった。

 そして昭和45年以降にカセットデッキが普及し、昭和50年以降はデジタル化されて機能が大幅に向上していく。また、ブレーキランプやウインカーと連動するスピーカーなどが一時的にブームになったこともある。

― 懐かしの旧車が大集合 ―

「クルマにポピー」のCMでおなじみの芳香剤