大阪医科大のパソコンに不正にソフトを仕掛けたとして、大阪府警サイバー犯罪対策課などは14日、不正指令電磁的記録供用容疑で同大4年小花皓朗容疑者(23)=同府箕面市坊島=を逮捕した。「勉強のための資料が欲しかった」などと話し、容疑を認めているという。同課は大学の試験問題などを目的に、教授らの管理データを盗んだとみて調べている。

 逮捕容疑は今年1月と4月、同府高槻市の大学教室内に設置された教員用パソコン2台に、データをコピーするソフトを不正に組み込んだ疑い。

 同課によると、パソコンは教授らが授業で資料を映すためなどに使われている。ソフトはインターネットで入手したとみられ、教授らがUSBメモリーなどを差し込むと、内部のデータが自動的に学生用サーバーにある同容疑者のフォルダに転送される仕組みだった。

 試験のデータやカルテとみられる約46万ファイルが不正にコピーされていたが、外部への流出は確認されていないという。

 大学がパソコンの動作不良を調査して発覚。5月に相談を受けた府警が防犯カメラ映像などを調べたところ、教員用パソコンを操作する小花容疑者が映っていたという。