アナウンサーといえば今も昔も憧れの花形職業。でも、一緒に仕事をしてみると、華やかな面だけでなく、どんな状況にも冷静に対応できる、職人的な「専門職」なんだとつくづく感じる日々よ。

 Eテレ「ウワサの保護者会」のボクの心強い相棒、高山哲哉アナは本当にプロフェッショナル。緊張している出演者を巧みな話術で和ませつつも、完璧に仕切っていく。運動能力も抜群で、本当に芸達者なの。「どうしてアナウンサーに?」と聞くと、学生の頃「うたのおにいさん」になりたくてNHKに電話したら、今年は募集していないけれど、アナウンサーは募集しているからと受験を勧められ、見事合格。人生って不思議ね〜。

 フジテレビのミタパンこと三田友梨佳アナは、ご一緒している「グッディ!」で最近ますます、鋭く的確な意見が冴えてる。「こういう見方もあるんじゃないですか」と女性ならではの広い視点から問題に光をあててくれるから、番組にもグッと深みが増したわ。安藤優子キャスターの心強いサポーターとして、これからも臆せず発言してほしいわね。

 日テレ「シューイチ」のアナウンサーチームは、いつも和気あいあい。なかでも上重聡アナのアナウンス技術は天下一品。いろいろあったけど、アナウンサーとして今後も一層、頑張っていってほしいわ。

 現在はフリーアナウンサーとして活躍中の夏目三久アナは、日テレ「バンキシャ!」で長年ご一緒させていただいているから、その才能はわかっていた。でも、彼女がメインを務めるTBS「あさチャン!」にボクが出演した時、仕事ぶりを間近で見てビックリ! 何て爽やかなこと♥ 朝5時25分開始だから、夏目さんは毎日2時起きで苛酷なはず。なのに、長い原稿読みも余裕でこなし、美しい日本語が心に響く。彼女の魅力、全開ね。

 語りのプロ、アナウンサー。光り方もその人次第なのね。

(尾木 直樹)

イラスト 中村紋子