福岡市の中心部・天神の南エリアにある春吉・渡辺通り界隈は「博多だるま」「めんくいや」「鳳凛」など、豚骨の実力店が変わらぬ人気を誇る一方、2017年秋に鶏白湯「双鶏」、2018年2月には新感覚の中華系ラーメン「菜(SAI)」がオープンするなど、非豚骨も増え食べ手の選ぶ幅が広がっている。天神、中洲からも徒歩圏内で飲んだ後にふらりと立ち寄れるのもいい。

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■ とりかわ焼鳥と鶏白湯 双鶏

2017年9月にオープンした鶏白湯ラーメン&焼鳥が楽しめる店。丸鶏で作るラーメンは胴ガラに加え、手羽先を大量に煮込むことで強いとろみと味わい深さが生まれる。京都「麺屋 棣鄂(ていがく)」の特注麺を合わせるのも店主のこだわり。鶏白湯ラーメンは辛味系の「新双鶏白湯」(750円)も用意している。スープやタレとの絡みを徹底追及した次世代麺「ウイング麺」を使う「台湾まぜそば」(並750円)にも注目。串ものは20種類以上あり、1本110円or190円とコスパがいい。

双鶏白鶏ラーメン(700円)は、強火で約7時間炊き込んだコクの強さが別格のスープが使われる。炙り豚バラ肉と低温調理した鶏ムネ肉の2種のチャーシューは、どちらも肉厚で食べ応えあり!

[とりかわ焼鳥と鶏白湯 双鶏]福岡市中央区渡辺通2-8-26 / 092-716-1139 / 11:30~16:30、18:00~24:00(LO23:30)、日曜は昼のみの営業 / 月曜休み

■ 菜(SAI)

中華料理店「侑久上海」の麺特化型店舗。五目そば、担々麺など定番人気のメニューに、新店オリジナルも加え9種の麺をラインナップ。中華歴約20年のシェフが作る本格的な一杯を気軽に味わえるのがいい。屋号のとおり野菜もふんだんに使う。

サンラータンメン(800円)は、程よいとろみと酸味のあるスープ。春キャベツ、タケノコ、菜の花など季節の食材が入る(具は変更あり)。

[菜(SAI)]福岡市中央区渡辺通2-3-8 / 092-791-9717 / 11:30~15:30、18:00~24:00(LO23:30) / 日曜休み

■ 中華そば 郷家 天神店

豚骨文化が根強い福岡のなかで、圧倒的に人気の中華そば。豚骨、鶏ガラに、5種の野菜がスープのベース。そこに煮干し、カツオ節など魚介系天然ダシを合わせて完成させた一杯は、一口目に鼻を抜ける香りで魅せ、ニ口目には旨味が口いっぱいに広がる。

辛ネギラーメン(750円)は肩ロースの大きなチャーシューを使用し、自家製の辛味噌と絡めた白髪ネギのシャキシャキ感が特徴。背脂(+100円)、「魚の旨味ガツン!」(+100円)など好みの味にカスタマイズ可能。

[中華そば 郷家 天神店]福岡市中央区渡辺通5-25-11 / 11:00~23:00(LO22:30)、日、祝〜22:00(LO21:30) / 月曜休み

■ 有吉商店

「辛さに負けないどっしりとした旨味を」と、濃厚豚骨で担々麺を作る。天鷹唐辛子の鮮烈な辛さ、マー油の香ばしさ、酢の酸味が渾然一体となり、奥深いコクに。老舗製麺「張源洋行」の中太縮れ麺を使い、担々麺では珍しく替え玉(150円)もある。

看板メニューの担々麺は、天鷹唐辛子を振りかけたモヤシ、テンメンジャンで味付けした挽き肉などがのる。担々麺(740円、唐揚げ2個が付くAセット+200円)、ハイボールは450円。

[有吉商店]福岡市中央区渡辺通1-8-18 / 092-724-5675 / 11:00~16:00、17:00~翌3:00(LO) / 無休

■ らーめん屋 鳳凛

1966年に創業した「唐辛子入りラーメン発祥の店」が前身。その創業者の全面的な協力を得て、05年に復活を果たし親しまれている。天候により毎日微調整して作る元ダレや、ピリッとした辛さがクセになる「秘伝の辛味ダレ」も復刻。自家製の細麺の茹で加減は、"超かた"から"やわ"まで、4段階から選べる。

味玉らーめん(790円)はらーめん(690円)に味付け玉子をのせた人気NO.1。豚骨100%のスープは、職人がつきっきりで仕込み、骨のエキスがたっぷり。濃縮されたパンチの効いた味わいである。

[らーめん屋 鳳凛]福岡市中央区春吉3-21-15 / 092-716-67555/11:00~翌5:00(LO)、金、土、祝前日~翌6:00(LO) / 不定休(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)

中華そば 郷家 天神店 / 中華そばと辛味噌白髪ネギが絶妙