シーエスレポーターズのアニメデジタルグッズブランド「Gugenka」は15日、創作文化の発展とクリエイターが安心して創作活動できる環境構築を目的として、「具現化二次創作ガイドラインβ版」(Gugenka Fanfic Guidelines β、GFG)を発表した。「AniCast」のエクシヴィなどの協力で実現したもので、第一弾としてバーチャルSHOWROOMERの「東雲めぐ」ちゃんから運用をスタートする。

バーチャルYouTuberのジャンルに限らず、アニメやマンガ、ゲームなどの業界では二次創作が盛んで、同人イベントなどではプロ・アマのクリエイターによって生み出された非公式の書籍やグッズが販売されている。一方で、そうした作品の多くは許諾を取っておらず、著作者が黙認している状態だ。

そうした権利面をクリアーにして、優れたクリエイターに安心して二次創作してもらい、キャラクターのブランドを向上させるためにこのGFGの導入を試みていると推測される。現状はβ版で、クリエイターの要望や社会情勢に基づいて進化させていくとのこと。またこのガイドラインをそのまま、または改変してほかのコンテンツに流用することも可能だ。

コンセプトとしては、下記4点になる。

1.キャラクターを愛するすべてのみなさまとお互いに最大限の尊厳を持とう
2.自分の手でいちからつくろう
3.自由に使おう、自由に使ってもらおう
4.大きな売り上げがあがった場合は収益を還元しよう

ポイントは、3に含まれる税別で100万円以下の売り上げの場合は、営利・非営利に関わらず公式への連絡は不要というところ。売上100万円以上か法人の場合は、公式や多次元創作の元クリエイターに還元することとなる。

例えば、缶バッヂやアクリルキーホルダー、クリアファイルなどの通常商品は、公式に販売数×定価(税込)の8%、多次元創作の元クリエイターには販売数×定価(税込)の5%。電子書籍やアプリなどのデジタル商品では、公式に販売数×定価(税込)の15%、多次元創作の元クリエイターには販売数×定価(税込)の10%──といった具合だ。事前に収益を還元する場合、料率が変わってくる。詳細はガイドラインのPDFにて確認可能だ。

東雲めぐちゃんでいうと、ガイドラインの適用作品は「東雲めぐおよびうたっておんぷっコ♪に関するすべての著作物」、対象は「個人およびサークルの方」、適用範囲は「個人の営利、非営利活動」「通常商品、デジタル商品」「全世界」(ただし公序良俗に反するR18、エロ、グロはNG)となる。

めぐちゃん自身もSHOWROOMの番組内でファンの作品を紹介してきた。GFGは15日から適用されるので、そうしたクリエイターはガイドラインに沿って安心して創作活動を楽しめるようになる。

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●関連リンク
GFG(PDF)
うたっておんぷっコ♪・東雲めぐ
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