2011年オープン以来、日本に住むベトナム人も足繁く通う料理店「ハノイのホイさん」。「ベトナムハノイ法科大学と交流のあったオーナーが、留学生が生活費を稼げる場所を作ろうと開店しました」と話すのは、シェフの見留敬次(みとめけいじ)さん。店名は、料理研修をコーディネートしてくれた「ホイさん」に由来するそう。

【写真を見る】まず食べるべきは、旨味たっぷりスープとモチモチ麺が自慢のフォー。写真は「平日サービスランチ/牛肉(ミディアムレア)のフォー」(900円、土曜・祝日は1200円)

コンセプトは、“日本人でも食べやすいベトナム料理”。化学調味料スパイス、香が多く使われ、クセがありそうと思われがちなベトナム料理ですが、当店では化調&ダシの取り方を工夫することで、日本人でもおいしく食べられる味に仕上げています。

ウリフォーについても、定番はもちろん、ベトナムにはない担々麺や冷しフォーなど、日本文化になじむオリジナルメニューも用意。また、苦手な方も多いパクチーが入ったメニューに関しては、入れるか入れないかをチョイスできますよ」(見留さん)。

■ 自慢のフォーはコシのある麺とダシの効いたスープが美味!

ベトナムのほとんどの店では生麺のフォー提供していますが、ラーメンやそばに慣れている日本人には物足りないのではと思い、もちっとコシがある米粉の麺を採用しました。また、現地では薄めのスープに好みの香辛料を加えるのが定番ですが、当店ではダシをしっかりとり、素材の味だけでもおいしく食べられるように仕上げています」と見留さん。

フォーをおいしく食べてほしいと、坦々麺胡麻坦々フォー6月中旬から販売する冷しフォー(各ディナー単品950円、平日土曜ランチセット価格に)など、現地にはない独自のメニューも考案した。

■ 多種なベトナムビール料理飲みも楽しい

わいわいからビールを飲んでいるは、ベトナムでよくにします。軽めなのでごくごく飲めますし、せっかくなら現地にいる気分でから一杯やってみては。ベトナムビールだけでなく、その近郊を含め12種(520円〜)を用意しています」(見留さん)。

さらにベトナムの人も楽しめるようにと、無料調味料も豊富にそろえる。「店の個性が出る辛めのヌクチャム(つけだれ)や生唐辛子、ヌクマム、サテ(ベトナムラー油)、ニンニクなど、ベトナムから仕入れたものに自調味料もそろえています。フォーもおすすめですが、ローカル料理バインセオ(1100円)も自分流にアレンジするのが楽しいメニューです。好みの味を見つけてくださいね」(見留さん)。(東京ウォーカー・取材・文=金城和子、撮影=三佐和士)

シェフの見留敬次さんはイタリアやフランス料理店などを経験。ベトナムに研修にて、現地の味を学んだ。美しい盛り付けに洋食での経験が光る