バブル経済に沸いた40男性オジサンと、デフレ不況を粛々と生きる今のオジサン。実際はどちらが幸せなのだろうか。さまざまなデータを基に、この30年間がどう変化したのか追った。

オジサンエロ今昔物語

 オジサンが欲した「エロ」にも時代ごとに差はあるのか? アダルトメディア研究安田理央氏は次のように分析する。

「’70年代エロは“ハレンチ”程度で牧歌的でしたが、’80年代はAV、エロアニメが誕生。週刊誌にまで18歳未満少女たちのあられもない無修正ヌードが載るなど、まさに“モロ”の時代。バブル期はオジサンたちが大枚をはたいたこともあり、エロの高度経済成長期を迎えました」

 エロ出版社やAVメーカーが続々誕生。その勢いのまま’90年代オジサンたちは「過さを追いめた」と安田氏は続ける。

「’91年の樋口可南子の『ウォータフルーツ』をきっかけに、多くの女性人が脱いだヘアヌードブームが到来しました。さらに飯島愛らAVアイドル深夜番組で大活躍。では女子高生たちが使用済みパンティを売買するブルセラや、イメクラも大流行した。中年の“変態度”が爆発した時代だったと言えるでしょうね」

 しかしオジサンたちの暴走は、’00年代で過渡期を迎えることに。

テレビからコンプライアンス問題でおっぱいが消え、度重なる営法正によりから店舗風俗が消えました。ただインターネットの普及で気軽に無修正動画を拝めるようになり、では格安手コキ風俗が流行っています。現代のオジサンエロお金を掛けずに楽しむのが流となりました」

 お金を払えば何でもアリの昔とべると窮屈かもしれない現代。それでも安価欲望を満たせる飽食時代は悪くないだろう。

― 中年男[おじさん]の30年史 ―