イギリス公共放送局「BBC」。ラジオからテレビまで幅広く一括運営するこの巨大組織で働く21,239人のスタッフのうち417人がトランスジェンダーのスタッフだと判明した。

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 英Daily Mail」(7月1日付)によると、スタッフの性自認に関する極秘アンケートを行ったBBCの多様性ディレクター・Tunde Ogungbesan氏もこの結果には驚きを隠しきれない様子だという。

 というのも、50人に1人がトランスジェンダーというBBC率は極めて高く、人口では最大で4倍も多いからだ。また全スタッフのうち11%、つまり2000人以上はLGBTだということも判明したというから驚きだ。イギリス人口の約2%レズビアンゲイバイセクシャルだということを考えると、BBCは極めて性的に多様な職場ということになるだろう。

 ただし、これでも4分の1のスタッフは回答を拒否したというから、実態はもっと多いのかもしれない。

 いずれにしろ、BBCが性の多様性にオープン素晴らしい職場だということはこの数字からもわかるが、Ogungbesan氏はまだ十分な多様性が実現されておらず、レズビアンがもっと必要だとっているという。この結果をもとに今後はより「トランスフレンドリー」な職場に革していくつもりとのことだ。

々の試みはBBC内の冒険です。すべての人が最高の仕事ができる文化を創造できれば、内部から思考プロセスや人々の態度、番組を放送する方法を変革できるでしょう」(Ogungbesan氏)

 この革はイギリス政府の動きとも軌を一にしている。政府は性転換希望する人々のためによりストレスの少ない環境を作り、行政整備も整えていくプランを用意しているという。女性・機会均等担当相のペニー・モーダント氏は、これを「現在英国社会が直面している重要課題の一つと見なしている」とっている。

 とはいえ革は一筋縄ではいかないだろう。今年5月に英コメディアンのピーター・ケイ氏がBBCの番組でトランスジェンダーの女性を揶揄するジョークを飛ばし、避難されている。トランスジェンダーに対する偏見は今なお根強い。イギリス政府、BBCがどこまで革を進めていくことができるか注したい。そして、その流れが遠く日本まで波及してくれれば良いのだが。
(編集部)

イメージ画像は、「Thinkstock」より

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