北原里英が、舞台「新・幕末純情伝 FAKE NEWS」(7月7日30日、東京紀伊ホール)で初めて本格的な舞台に挑み、初演を務める。

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同作品は、「新撰組沖田総司は女だった」という物語で、劇作家つかこうへいの代表作の一つ。これまで牧瀬里穂、広末子、石原さとみ桐谷美玲らそうそうたる女優演を務めてきており、北原は10代沖田総司となる。

今作では、トレンディードラマをはじめ、数々の話題作を手掛けてきたフジテレビ・河毛俊作エグゼクティディレクターを演出に迎え、これまでとは違った「新・幕末純情伝」に期待が掛かる。

「ザテレビジョン」では、6月上旬の稽古が始まったばかりの北原を直撃。4月NGT48卒業し、女優として「一つの大きな仕事」となる北原に、初めての舞台出演や座長としての意気込みなどをってもらった。

■ “アイドル上がりの子”の舞台にはしない

――初舞台が決まったときの心から教えてください。

舞台はいずれやってみたいと思っていたんです。観劇するのはすごく好きだったんですけど、(アイドル)現役時代にはほとんど演技をやったことがなかったので、卒業して時間が取れるようになったら、挑戦してみたいなと思っていました。ただ、こんなにもく機会をいただけるとは思っていなかったし、こんな大きな作品だとは想像もしていなかったので、うれしさと同時に「本当に大丈夫かな?」みたいな、不安と緊がすごくありました。

――「新・幕末純情伝」はご存知でしたか?

もちろんです! これまで本当にそうそうたる方たちが演じてきたこと、前回は松井玲奈ちゃんが沖田総司を演じたことも知っていました。

――これまでの女優さんは意識されますか?

逆に意識せずにやっていきたいなと思っています。今回は河毛さんが参加されて、演出も全然違うので、新しいものになればと期待しています。

■ 前回出演した松井玲奈の存在

――ただ、同じ48グループだった松井さんとは較されてしまいそうですね。

そこは絶対にべられるだろうなとは思っています。それよりも、玲奈ちゃんもアイドル卒業して舞台に挑戦して、すごい成功を収めていますよね。今回、またアイドル卒業した人間が挑戦するわけで、もし私が評判を落としてしまうようなことがあったら、玲奈ちゃんにまで申し訳ないので、それだけは避けたいですね。

前回、今回と偶然そうなっただけで、この作品は、“アイドル上がりの子”がやる舞台というわけではないので、そういう見え方にはしたくないと思っています。

――つかさんの作品でご覧になったことがあるのは?

今年上演された「熱海殺人事件 CROSS OVER 45」は(木崎)ゆりあが出演していたので、見に行かせていただきました。

――つか作品はどんな印ですか?

去年の映像なども見させていただきましたが、やはり畳み掛けるような、そして説得のあるせりふから、勢いを感じる作品だなと思っています。そこは見ていて気持ちのいいところですよね。

ご存命だったらまだ70歳ですし、きっと現役でやっていらっしゃったと思うので、一度でもご導いただきたかったなとは思います。

■ 舞台はみんなで試行錯誤しながら重ねていける

――本格的な舞台は初めてだそうですね。

一度出させていただいたことはあるんですけど、その舞台は表現劇みたいな作品で、せりふなどがなかったので、舞台の上で言葉を発する作品への出演は初めてですね。

――ドラマとの違いはいろいろあると思います。

舞台は“何回もできる”のがいいですね。ドラマは一人で練習はできるけど、相手役と合わせてやるのって、ドライとリハと本番だけで、つかめないまま終わっちゃうシーンもありました。

でも、舞台だと稽古の段階から何回も何回も同じシーンをやることで、何度もみんなで試行錯誤しながら重ねていけるので、その作業が楽しいなと思います。

紀伊ホールに入った段階でも変わるだろうし、本番でも、お客さんの前でやったらまた変わると思います。この2カ間は本当にこの舞台にげようと思っているので、すっごく楽しみですね。

キャプテンの経験が座長にも

――初舞台で座長となると、さらに大変だと思います。

そうですよね。しかも、周りがみんな男性という環境での稽古は一体どうなるのか、座長って何したらいいのか、など悩みはありますね。いつ、差し入れしようかなぁ、みたいな(笑)

――座長とキャプテンと似ている部分があったりするのでは?

そうですね。だから、本当に(NGT48の)キャプテンやらせてもらって良かったと思うことばかりです。キャプテンをやるまでは、自分が先頭に立つとか、そういう事は苦手な人間だったんです。でも、初めてキャプテンに挑戦させていただいてから、映画を撮るときもその経験が生きたし、今回もおそらくキャプテンという経験は生きるんだろうなぁとは思っています。

――男性に囲まれての芝居に戸惑いは?

やりづらさは全然ないです。どちらかと言えば、年下の女の子たちをまとめる方が絶対に大変だったと思うので(笑)

(共演者の)みんなが男くさく芝居について話をしているのを見ると、今までこういうのはなかったな、ぶつかり合っている感じがうらやましいなと思いますし、私も役で男性の中に入っているので、ちゃんとぶつかっていきたいと思います。

あとは、今までもまわりに男性スタッフさんはいたので、年上の男性の方との接し方はわかるんですけど、年下の男の子となると、どういう話題から入ればいいんだろう?という悩みはありますね(笑)

【「新・幕末純情伝」インタビュー後編】に続く。(ザテレビジョン

舞台「新・幕末純情伝 FAKE NEWS」で10代目の沖田総司を務める北原里英にインタビュー