安倍晋三総理が3選に向けて着実に地歩を固めつつある中、与野党ともに政局に備え、選挙ムードも高まりつつあるという。そこで各党が面下で繰り広げているのが、有名人補者の擁立合戦。意欲的な大物女優から、人気優先のキャスターまで、百花繚乱の最新リスト開しよう。

 意外な「大物女優」にも出の噂が飛び出したのは、今年のことだ。野党に近い人物が言する。

「実は今、女優吉永小百合さん(73)に『政界転身説』が急浮上しているんです。以前から彼女原爆朗読を行うなど世界平和に関心を寄せていたのですが、近年では『安倍政権によって“戦争のできる”に突き進んでいる』と、現政権に対する猛批判インタビューや講演で繰り返している。彼女政治への関わり方は日増しに加速し、いよいよ政界転身説が現実味を帯びてきたというわけなんです」

 日本を代表する民的女優が出となれば、まさかの一大事だ。その背景には周囲への思わせぶりな発言があるようだが、野党関係者が続ける。

「先日、彼女憲法9条の護持を訴える集会で、集まったメンバーに対し『改憲をもくろむアベ政治”をストップさせられるなら、私自身、何でもするつもり』と熱くっていた。それを聞いていた周囲の人たちが『吉永さんが9条を守るために政に打って出ることを決意した』と受け止め、にわかに出の期待が高まっているんです。今、護団体のメンバーが集まるたびに『来年の参院選吉永さんが出るらしい』と、もっぱらの話題になっているんですよ」

 もともと吉永自身、脚本家の故・早坂氏の代表作で知られる「夢千代日記」で被爆した芸者役を演じたことで、反原爆平和活動に対して積極的に関わるようになったリベラルの闘士でもある。

憲法や安全保障に関する考え方で彼女が最も近いのは共産党だと思いますが、野党各党の支援を受けて所属で出するのが現実的な路線でしょう。政界入りに関して、吉永さん本人も前向きで、女優業との折り合いしだいのようですね」(野党関係者)

 現在女優業は節となる120演作品「北の守」が開され、半ば休業状態。意外にも政界入りの環境は整っているように思えるのだが‥‥。

 一方、とりわけ「政界転身確実」と見られているのが、9月末で日本テレビ系NEWS ZERO」のキャスターの座を有働由美子に譲ることとなった村尾信尚キャスター62)だ。

 政界関係者が解説する。

からのスケジュールがあいた村尾キャスターに対し、各党から出オファーが続々と届いているんです。来年の参院選への出だけでなく、地方自治体の首長選挙への立補を勧めるもある。もともと彼は03年の三重県知事選挙に出しながら落選していて、政治家志望。番組への出演で知名度抜群となった今では、大量得票が期待できるようになりました」

 当選後の立場も安泰のようだ。

「『NEWS ZERO』の降判明後、最もく動いたのは、自民党の石破安倍総理の後釜を狙う“与党内野党”として、リベラルイメージを持つ村尾キャスターの獲得を推すが高まったんです。最近では野党の立憲民主党からも熱心なエールが届いている。本人もキャスターから国会議員に転身する気満々で、あとは『どの党から出るか』を決めるだけの状況です。まさによりどりみどりで、最もよいポジションを用意してくれる政党を選ぶと見られています」(政界関係者)

 村尾キャスターが各党から注を集める背景には、ほかならぬ「ところてん式」に追い出されたはずの「有働効果」も見込まれるというが、いったいどういうことか。民放局関係者が明かす。

「『有働の前任者』というだけでイメージアップの効果が見込まれているのは間違いないでしょう。実際、村尾キャスターもそれを自覚していて『オレが出したら“有働さん効果”で圧勝できる』と周囲に冗談を飛ばしている。もっとも、政界筋では『村尾キャスターより有働さんが出してくれればいいのに』といった冗談がはやっています」

 有働効果も相まって、くも“村尾議員”の誕生が確実視されているのである。

アサ芸プラス