学校法人友学園」の前理事長、籠池泰典被告=詐欺罪などで起訴、保釈中=の自宅(大阪府豊中市)が競売にかけられ、約3000万円で落札された。

籠池夫妻は保釈後、自宅に戻っていた。先日の大阪北部地震の際には、メディアの取材に対し、家族事だと答えていた。

「買いたかった」「切ない」との反応も

籠池氏自宅(土地196メートルと木造2階建て建物)の競売の開札が2018年7月11日大阪地裁であり、3051万円(売却基準価格2138万円)で落札された。最高裁判所の委託を受けたNTTデータ運営する「不動産競売物件情報サイト」によると、入札者数は11人で、落札者資格を得たのは「法人」だった。18日の地裁の審に通ると、売却が正式に許可される。

友学園は、開校予定だった小学校の建設工事費の支払いなどが滞り16億円の負債を抱え、174月に民事再生法の適用を申請、同中に大阪地裁が再生手続きの開始を決定した。適用申請時の会見で、泰典氏の長女の籠池町浪理事長は、泰典夫妻が今後は学園や幼稚園運営に関与しない、と表明した。

地裁は1712月、損額賠償を請できる額を約10億3000万円と決定。学園の管財人が、この一部にあてるため、自宅の競売を申し立て、18年2月に強制競売の開始決定が出ていた。

籠池泰典夫妻は5月大阪拘置所から保釈され、豊中市の自宅に戻った。6月18日大阪府北部を震とする最大震度6弱の地震が発生、豊中市でも震度5強を観測した。「週刊ポスト」など4誌の統合ネットニュースサイトNEWSポストセブン」は25日、籠池氏の自宅を訪ねて本人に取材。事で家族に怪はないことや、自宅は土地・建物を合わせ「4000万円とか5000万円で買ったもの」といった話を聞き出していた。

今回の自宅競売落札のニュースが流れると、ツイッターでは「買いたかった」「切ない」といった反応が寄せられていた。

籠池泰典被告の自宅が落札された(17年3月撮影)