延長後半にマンジュキッチが値千の決勝弾 驚異のりでイングランドを破る

 ロシアワールドカップW杯)準決勝のクロアチアイングランドが現地時間11日に行われ、延長戦までもつれ込んだ熱戦の末、クロアチア52年ぶりの優勝をイングランドを2-1で撃破し、同史上初の決勝進出を果たした。

 試合が動いたのは開始わずか5分だった。中盤で前を向いたMFデレアリが倒されてイングランドが直接FKを獲得。ゴール正面からDFキーラン・トリッピアーが右足で狙うと、の上を越えたシュートゴール右隅に決まった。

 データ会社「オプタ」によれば、イングランドW杯でFKから直接ゴールを挙げたのは2006年ドイツ大会のエクアドル戦のMFデイビッド・ベッカム以来となった。今大会12得点の内9得点がセットプレーからと、準決勝でも得意の形から先制点を奪った。

 決勝トーナメントではベスト16のデンマーク戦、準々決勝のロシア戦と2試合連続で120分間を戦って勝ち上がってきたクロアチアは体的な消耗があるのか、前半は上手くパスをつなげずに攻撃が停滞。同21分には自MFイバン・ラキティッチのパスミスカットされてピンチを招くなど、歯車が噛み合わない時間が続いた。

 い時間に先制して余裕を持ったイングランドが優位に試合を進めたまま前半45分が終了した。しかし、初の決勝進出をクロアチアも意地を見せて、後半23分に待望のゴールが生まれる。

 攻め上がったDFシメ・ヴルサリコが右サイドからアーリークロスを送ると、ゴール前に飛び込んだのがMFイヴァン・ペリシッチ。左足を高く上げたアクロバティックなシュートゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 続く同27分には再びペリシッチの左足のシュートポストくなど、クロアチアが一気に活気づいた。同38分にはマンジュキッチがDFラインの背後に抜け出してシュートを放つなど、イングランドゴールを脅かした。

 それでもスコアは動かず、1-1のまま90分が終了。クロアチアは決勝トーナメントに入り3試合連続、イングランドは16強のコロンビア戦以来2度の延長戦となった。

 延長前半9分、イングランドはまたもセットプレーから決定機を創出。フリーになったDFジョン・ストーンズのヘディンシュートを捉えたが、ゴールライン上にカバーに入っていたヴルサリコが頭でブロックした。

 ピンチを脱したクロアチアは迎えた延長後半4分、相手DFのクリアボールをペリシッチが頭でつなぐと、エリア内に抜け出したマンジュキッチが振り向きざまに左足のシュートで、ピックフォードの守るイングランドゴールをこじ開けた。

 尽蔵のスタミナでチームに貢献してきたMFルカ・モドリッチをはじめ疲労の色が濃く現れていたクロアチアだが、最後までり強く守って失点を許さず。“サッカーイングランドに競り勝ったクロアチが2-1で勝利し、史上初の決勝に進出。20年ぶりの優勝をフランス突する。


Football ZONE web編集部)

クロアチア代表FWマンジュキッチが逆転ゴールを決めて史上初の決勝進出!【写真:Getty Images】