北朝鮮国営の朝鮮中央通信は11日、去る9日の午前9時から11日午前8時にかけて、梅雨前線の影響により、西海岸の広い地域で記録的な大雨が降ったと伝えた。24時間の降水量は多いところで200ミリを超え、この間に7月の平均降水量を超えた地域もあるという。

(参考記事:予告なしの放水で押し流された北朝鮮の被災者たち…金正恩氏の冷酷非情

ただ、大雨による被害の有無について、同通信は言及していない。北朝鮮は2015年と2016年、台風の影響による大雨で甚大な被害を受けた。

同通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮の西海岸の広い地域で集中豪雨

【平壌7月11日発朝鮮中央通信】去る9日の9時から11日の8時現在まで梅雨前線の影響によってチュチェ70(1981)年以後、初めて朝鮮西海岸の広い地域で豪雨を伴った多くの雨が降った。

平安南道の平城市、安州市、順川市、殷山郡、平安北道の雲田郡をはじめ各地域で24時間内に200ミリ以上の集中豪雨が降った。特に平城市、安州市、殷山郡などで降水量が296~356ミリで7月の平均降水量を超過し、甑山郡で10日、一日の降水量は233ミリで一日最大降水量としては気象観測以来最も多かった。

地域別降水量を見れば、平壌市177ミリ、平安南道249ミリ、南浦市181ミリ、黄海南道137ミリ、平安北道130ミリ、黄海北道122ミリなどであり、全国的な平均降水量は115ミリ。---

2016年の水害で破壊された咸鏡北道茂山に近い村(画像:UNICEF)